沿線おでかけ情報
大河ドラマでも注目される『源氏物語』の作者・紫式部ゆかりの地を辿ろう。
宇治駅
びょうどういん
10円硬貨のデザインとして有名な「鳳凰堂」をはじめ、世界遺産にも登録されている平等院。左大臣・源融(みなもとのとおる)の別荘として建てられたものを藤原道長が譲り受け、その後息子の頼通が1052(永承7)年に寺院に改修して平等院と命名しました。光源氏の子である薫と孫である匂宮、浮舟とが紡ぎ出す悲恋の物語である『源氏物語』の最後の十帖<宇治十帖>では、光源氏が遺した宇治の山荘として登場します。
京阪電車 宇治駅下車 南西へ徒歩約10分
©平等院
石山寺駅
いしやまでら
紫式部が書き上げた五十四帖に及ぶ長編小説・源氏物語。石山寺はその構想が練られた場所として伝えられています。源氏物語を起筆するにあたり、紫式部が1004(寛弘元)年8月に7日間にわたって参籠したとされ、彼女が籠ったと言われる本堂の一角に残された「源氏の間」には紫式部の人形が展示されています(3/17まで修理中)。紫式部や源氏物語ゆかりの寺宝も多く所蔵され、物語が誕生した時代の面影を感じることができます。
京阪電車 石山寺駅下車 南へ徒歩約10分
※2024年2月現在の情報です