沿線おでかけ情報

継ぐストーリー #01 Tsugu Story

気になります!老舗発の「スライスようかん」

「どちらかと言えば、こしあん、いやでも、つぶあんも…」。

“何あん派?”と聞かれて悩んでしまうほど、あんこ好きのおけいはん。
京菓子の老舗、亀屋良長さんに「スライスようかん」という新名物があると知り、
どうしてもお店を訪ねてみたくなりました。

「わあ、すてきなお店…の中に、
キレイでかわいいお菓子がいっぱい」。

生菓子だけでなく、多彩な品揃えが人気の亀屋良長さん。

ついつい目移りしてしまいますが…本日のお目当ては、お買い物だけじゃありません。

餡が生まれる現場におじゃましました!

「そうでした…!
亀屋良長さんの餡づくりのヒミツ、
のぞかせてください」

じつは、このおしゃれなお店の階上で毎朝、自家製のつぶあんが炊きあげられているんです。

「あんこのいい匂い…あ、あれはもしや、スライスようかん?」

見事な手さばきで、自家製のつぶあんたっぷりの極上ようかんを
スライスしていく職人さん。

「すごく、おいしそう…」。

「おけいはんの熱い視線に応えて、特別にお店の喫茶スペースで、
トーストにのせて試食させていただけることに。

(なんて、ありがたい‥)

いよいよ実食、このおいしさはどこから?

「こんなステキなアイデア、どこから生まれるんですか?」。

不思議がるおけいはんに、「じつは、あんこ好きの息子のために、パンに塗りやすい餡を考えていて、思いついたんです」と女将さん。

スライスチーズのように1枚ずつ包まれたようかんは、パンにのせやすく、約2.5mmの厚さも絶妙。まさに愛情たっぷりの味です。8代目のご主人も、「おいしい甘味で元気になってもらえるように、と願いながらつくっています」と、にっこり。

京の餡には愛がたっぷり、でした!

「身近すぎて、これまで気づかなかったけど…」。

ほんとうにおいしい餡って、優しくて、包みこまれるようで、ひとをしあわせにしてくれる。
“京の餡を継ぐ”って、そんなたっぷりの愛をいただくことなのかも。

「愛をつなげる京の餡、もっともっと、見つけにいきたいな」。

沿線をめぐることにしたおけいはん、魅力さまざまな“京の餡”に出会えました。
くわしくはインスタグラムも見てくださいね。

きょうの餡を継ぐ スポットはこちら

亀屋良長

1803年創業の老舗和菓子店。餡と黒糖のコクが口の中でとろける代表銘菓「烏羽玉」とともに、新たな人気を集めているのが「スライスようかん」。パンにのせて焼くだけで、極上の“あんバタトースト”がおうちで食べられると好評です。“カカオ” や“ベリー”など、季節限定の変わり餡も見逃せません。

おすすめ商品
スライスようかん(小倉バター):540円
営業時間
9:30~18:00(茶房11:00~17:00)
定休日
1月1日〜3日
電話番号
075-221-2005
アクセス
祇園四条駅からバス 四条堀川下車すぐ Google Mapを開く>

粟餅所・澤屋(あわもちどころ・さわや)

北野天満宮の名物として340年、全国でも貴重な“粟餅(あわもち)”の専門店。北海道十勝産の小豆を使ったこしあんは、昔から変わらないあっさりとした味わい。「できたてを味わってほしい」と、注文を受けてからひとつひとつ手で丸めるお餅のやわらかさ、弾ける粟の食感を、みずみずしく包みこみます。

おすすめ商品
紅梅(3個):600円
営業時間
9:00~17:00(売り切れ次第終了)
定休日
水・木曜・26日
電話番号
075-461-4517
アクセス
出町柳駅からバス 北野天満宮前下車すぐ Google Mapを開く>

梅園 三条寺町店

創業1927年からの変わらぬ味を守りながら、新しい餡の魅力を発信する甘味屋さん。三条寺町店限定メニュー「花点心」に添えられた “あんの花束”は、もっちり生地をまとったカラメル餡が大人の味わい。抹茶餡と紅茶餡、3つの味の詰め合わせは、3代目店主のかわいい絵入りで、贈り物にもピッタリです。

おすすめ商品
あんの花束:972円、花点心:980円
営業時間
10:30~19:30(L.O.19:00)
電話番号
075-211-1235
アクセス
三条駅下車 西へ徒歩約5分 Google Mapを開く>

大黒屋鎌餅本舗

江戸時代の名物、稲刈りの鎌をかたどった縁起の良い「鎌餅」を、100年以上前に復活させたお店です。いまも当時と同じ製法で、餡のもとになる生あんから15時間以上かけてすべて手づくり。たくさんの工程を経て、最後に黒糖のコクを加えた完全自家製の餡は、小豆の自然な風味がクセになります。

おすすめ商品
鎌餅(1個):237円、鎌餅(5個箱入):1,305円
営業時間
8:30~18:30
定休日
水曜、第2・4木曜
電話番号
075-231-1495
アクセス
出町柳駅下車 北西へ徒歩約15分 Google Mapを開く>

kashiya

シェフパティシエから京都の和菓子職人まで。幅広い経歴を持つオーナーがつくりだす「白あんと黒豆のロールケーキ」は、白あんを生地とクリームの両方にさりげなく使っていて、しっとりした食感の繊細な仕立てに。「魅力ある食材のひとつとして、これからもいろいろな使い方をしていきたいです」。

おすすめ商品
白あんと黒豆のロールケーキ:900円
営業時間
11:30~19:00(L.O.18:00)
定休日
火曜
電話番号
075-708-5244
アクセス
三条駅下車 北東へ徒歩約10分 Google Mapを開く>

きょうの餡を継ぐ 関連リンク

京の餡をめぐる京阪沿線のおでかけコラム、“K PRESS web”に掲載しています!

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