京阪沿線 Art Collection

京阪沿線で開催される、注目の展覧会をご紹介します。今度の休日は、京阪電車で美術館・博物館にでかけてみませんか。

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クロード・モネ 《ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)》 1876年 1951 Purchase Fund 56.147

エドヴァルド・ムンク 《夏の夜の夢(声)》 1893年 Ernest Wadsworth Longfellow Fund 59.301

歌川広重 《東海道五拾三次之内 岡崎 矢矧之橋》 江戸時代 天保4年(1833)頃William Sturgis Bigelow Collection 11.17253

ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー 《オールド・バターシー・ブリッジ》 1879年 Gift of Mrs. Walter Scott Fitz M21275

ティファニー工房 ルイス・カムフォート・ティファニー 《”葡萄蔓”デスクセット(箱、用箋カバー、ペン・トレイ、レター・ラック》1899-1928年Anonymous gift in memory of John G. Pierce, Sr. RES.65.53,57,59,60

All Photographs(c)2014 Museum of Fine Arts, Boston

京都市美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 2014年9月30日(火)~11月30(日)

世界屈指の印象派と日本美術のコレクションで知られるボストン美術館のコレクションから、ジャポニスムに関する作品約150点を集めた展覧会が、京都市美術館で開催されます。

19世紀半ばから20世紀初頭にかけて、西洋では日本美術が大流行しました。大胆な構図と色使い、独特の装飾的な表現は西洋の芸術家たちに大きな影響を与え、その後の西洋美術を大いに変えることになりました。この現象をジャポニスムといいます。

展覧会には、歌川広重や喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ)などボストン美術館が誇る浮世絵コレクションをはじめ、モネやドガ、ルノワール、ゴッホなど日本美術に強い影響を受けた印象派の画家たちによる名品が登場。特に、真っ赤な日本の着物をまとった女性を描いたモネの代表作「ラ・ジャポネーズ」は、修復後世界初公開となる作品です。
そのほかにも、ティファニー社による日本のデザインや技術を取り入れた工芸品、版画や素描、写真など幅広いジャンルの作品が展示されます。

西洋の美術を変えた日本の美術品と、そこから生まれた新たな美を同時に見比べながら楽しめる、世界屈指の美術館のコレクションが堪能できる展覧会です。

企画担当者からのひとこと

今回の展覧会は、今年の初めにアメリカで開催された展覧会をベースに、改めて日本展向けに内容を組み直し、開催するものです。今までにも、ボストン美術館のコレクション展は日本で開催されてきましたが、今回はさまざまな分野の作品が一堂に会し、コレクション自体の魅力をより感じていただける内容となっています。

ボストン美術館の日本美術コレクションは19世紀半ばから20世紀初頭、日本美術が欧米で大流行した時代に収集されたものが基礎となっています。また、同じ頃に活動していた印象派の画家たちは日本美術の影響を受けた作品を多く残しています。当時のアメリカではそんな印象派が最先端の美として人気を集め、ボストン美術館でも印象派の作品を盛んに収集していました。同じ時代における複数の美術の動きや関連性を同時に見ることができる―、これはボストン美術館の近代美術コレクションならではの特色です。

今回はその特色を活かし、浮世絵など日本の美術品と関連する西洋の美術品をあわせて展示します。例えば、ホイッスラーの「オールド・バターシー・ブリッジ」と、歌川広重の「東海道五拾三次之内 岡崎 矢矧之橋(やはぎのはし)」。角度や向きは違いますが、橋を画面両端いっぱいに描き、その向こうに遠くの建物を見せることで遠近感を強調した構図はよく似ています。ほかにも、主役であるはずの人物を中心からずらして配置し、樹木の間に海をのぞかせる構図が特徴的なムンクの「夏の夜の夢(声)」。これについては広重の浮世絵に似た構図の作品があります。このように、関係性のある作品同士を並べて展示していますので、両者を対比しながらご覧いただければと思います。

そのほか、珍しいものでは浮世絵で用いられる構図の取り方に影響を受けた写真なども展示され、工芸品の分野ではティファニー社やガレなどの作品が登場します。
元々ジャポニスム自体は工芸品の分野から始まったもので、ユニークな作品が多数作られています。ティファニー社は、染物で使う伊勢型紙の文様を食器のデザインに取り入れています。日本ではあくまで道具としてとらえられていた型紙そのものを、欧米では優れた意匠とみなしたのです。この視点や発想の違いも楽しめるのではないかと思います。

ジャポニスムは当初、あくまで物珍しさや異国趣味の一環としての動きでした。その後、西洋美術の表現やあり方そのものに影響を与え、新しい美術を生み出す原動力となっていきました。その一連の流れが、ボストン美術館のコレクションには凝縮されています。
どれだけ日本の美術が西洋に大きなインパクトを与えたものだったのか、素晴らしいコレクションを通して感じてみてください。

(京都市美術館 学芸員 後藤結美子さん)

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《灰色と黒のアレンジメント No.2:トーマス・カーライルの肖像》 1872-73年 グラスゴー美術館 (c)CSG CIC Glasgow Museums Collection
《ノクターン:青と金色―オールド・バターシー・ブリッジ》 1872-75年 テート美術館 (c)Tate, London 2014
《白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール》 1864年 テート美術館 (c)Tate, London 2014
《紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン》 1864年 フィラデルフィア美術館 (c)Philadelphia Museum of Art

京都国立近代美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅 ホイッスラー展 2014年9月13日(土)~ 11月16日(日)

京都国立近代美術館では、19世紀末の欧米で最も影響力のあったアメリカ人画家・ホイッスラーの大規模な回顧展が開催されます。

ホイッスラーが活躍した当時、欧米では日本美術の大流行現象“ジャポニスム”が起きていました。ホイッスラーは日本の美術・工芸品にインスピレーションを得て、色彩と画面構成を重視した独自の画風を確立し、同時代の芸術家に大きな影響を与えました。そのことから「ジャポニスム」の先駆者としても世界的に知られています。

展示作品として、アメリカ、イギリス、フランスの20ヵ所以上もの美術館や所蔵元から集まった約130点が登場。「白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール」「ノクターン:青と金色―オールド・バターシー・ブリッジ」をはじめとした油彩の代表作や、柔らかなタッチが魅力の水彩画、卓越した技術を駆使した版画など、初期から晩年までの代表作が勢ぞろいします。
ホイッスラーに大きな影響を与えた日本の浮世絵や東洋の陶磁器など、生前のコレクションや所持品も紹介されます。また、ホイッスラーが自らの美学を空間に体現した室内装飾「ピーコック・ルーム」(フリーア美術館)の詳細な特別映像展示も行われます。

ホイッスラーの本格的な展覧会は、日本では27年ぶりであり、世界的にも20年ぶりになります。日本の美に刺激を受け、西洋美術に新風を吹き込んだ巨匠の全貌に触れられる貴重な機会です。

展示担当者からのひとこと

ホイッスラーは、明治時代の日本でもすでに名が知られていた画家でしたが、残念ながら総合的に紹介する機会がなかなかありませんでした。待望の回顧展となる今回は、アメリカのボストン美術館、イギリスのテート美術館など世界各地から作品が集まり、これまでにない充実した内容となっています。

ホイッスラーは生涯のなかで、ほぼ人物画と風景画しか描いていません。そこで今回は、3章にわけ、1章では人物画、2章では風景画、3章では特にジャポニスム要素のわかりやすい作品を紹介する構成となっています。モチーフごとに彼の画風がどのように確立していったのか、その流れをご覧いただきたいです。

ホイッスラーは、それまでの西洋美術のセオリーであった主題性や物語性といった意味を絵に求めることを否定し、純粋に絵そのものの美しさを重要視するべきという“唯美主義”を主導していました。彼の画風はこの考えに基づいています。
例えば、ホイッスラーの作品には「白のシンフォニー」「ノクターン」のようにしばしば音楽用語がタイトルとなっていますが、その絵に音楽的要素があるわけではありません。彼はこの考えのもと、絵と直接関係のないタイトルをつけることで絵の主題性を否定したのです。
また「トーマス・カーライルの肖像」は、カーライルという人を知っている人が見ればモデルが誰かわかりますが、絵自体にはモデルが何者かを示す要素は全く描かれていません。この絵の価値はモデルの配置や灰色の壁と黒い服のコントラストの美しさであり、モデルが誰なのかは重要ではないのです。
このようなホイッスラーの画風を確立するうえで、ジャポニスムは大きな原動力となっていました。ホイッスラーの日本美術からの影響は、色のバランスや画面構成に重きを置いた画風のほか、絵のモチーフや花押風、琳派の印章風にデザインされたサインなど随所に見られます。彼にとってのジャポニスムは、単なる模倣や異国趣味的なものではなく、それまでの西洋の伝統とは異なる“新しい美”の象徴でもありました。ホイッスラーがジャポニスムの何に惹かれたのか、作品を見比べながら感じていただければと思います。

なお、先に挙げた作品はすべて油彩画ですが、今回の展示品のうち半数以上は版画作品で構成されています。ホイッスラーはもともと版画で名を知られるようになった作家で、特にエッチング(銅版画)に優れた作品が多くあります。版の平らな面にわざとインクをふき残すことで微妙な陰影や空気感を表現している点などには、卓越したテクニックを感じられます。油彩画に有名な作品が多いため、そちらが注目されがちですが、この機会にぜひ版画にも目を向けていただければ嬉しいです。

(京都国立近代美術館 主任研究員 池田祐子さん)

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京都文化博物館 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅

宇宙兄弟展 2014年7月30日(水)~9月23日(祝・火)

少年時代に誓い合った宇宙飛行士の夢を追い、ともに宇宙を目指す兄弟の姿を描く人気漫画『宇宙兄弟』。その世界を紹介する展覧会が、京都文化博物館で開催されます。

展覧では、表情豊かなキャラクターや精密に描かれた探査機などの原画を約200点展示。2014年夏公開の新作映画『宇宙兄弟#0』を含めた設定画や絵コンテなど、アニメ関連資料も多数公開されます。『宇宙兄弟』をテーマに、これほど大きな規模での作品展は今回が初となります。また、音声ガイドはアニメで主人公を演じた声優が務め、キャラクターに案内されているような感覚で展示を楽しめます。

ほかにも、「展覧会を通じ子供たちに宇宙に興味をもってもらいたい」という原作者・小山宙哉(こやま・ちゅうや)氏の意向から、宇宙関連の資料もあわせて紹介。宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借用する宇宙服やスペースシャトルの巨大模型などが登場するほか、小山氏が京都出身であることにちなみ、江戸時代に京都に落ちた隕石「曽根隕石」も京都展限定で特別に展示されます。
会期中には科学体験コーナーも開催され、宇宙飛行士が実際に訓練で用いる「ホワイトパズル」などを体験することができます。

会場内は、一部を除きほぼすべてが撮影可能。キャラクターはもちろん、実在の歴代宇宙飛行士のパネルと一緒に記念撮影できるスポットも用意されています。
原作だけでなく、宇宙の魅力も余すところなく楽しめる展覧会です。

(c)小山宙哉・講談社 (c)小山宙哉・講談社 (c)小山宙哉・講談社

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京都国立博物館 七条駅

平成知新館オープン記念展 京へのいざない 2014年9月13日(土)~11月16日(日)

京都国立博物館では、新館である平成知新館(常設展示館)のオープンを記念して、博物館が所蔵する名品を一挙公開する展覧会が開催されます。展示品は、国宝が50点以上、重要文化財が110点以上、総数にして約400点以上という大規模な展覧会です。

分野別になっている展示室では、各部屋にテーマが設定され、絵画・書跡・彫刻・工芸・考古から選ばれた作品が勢ぞろいします。
なかでも特別展示室では、1期に「肖像画」をテーマとして、京都の社寺に伝わる優れた肖像画作品を紹介します。日本の肖像画の最高傑作とされる「伝源頼朝像(でん みなもとのよりともぞう)」「伝平重盛像(でん たいらのしげもりぞう)」(ともに国宝)をはじめ、教科書にも登場するような偉人達の肖像画を見ることができます。
2期には「桃山 秀吉とその周辺」と題し、天下人・豊臣秀吉に関する品々を展示。自筆の手紙や最近修復が完了した美しい錦の陣羽織「鳥獣文様陣羽織(ちょうじゅうもんようじんばおり)」(重要文化財)、生前用いていた漆塗の食器など、秀吉のさまざまな側面を今に伝える遺品が公開されます。

そのほかにも、雪舟の「天橋立図」(国宝)をはじめ、狩野永徳や長谷川等伯といった有名絵師による絵画や、仏像・仏画、刀、陶磁器などが登場します。期間中には随時入れ替えが行われ、足を運ぶたびに違う展示品を見ることができる点もこの展覧会の魅力です。

京都国立博物館が誇る貴重な文化財の数々を大規模なボリュームで楽しめることは、オープニング展ならではの内容です。新館の魅力とあわせて、堪能してみてはいかがでしょうか。

国宝 伝平重盛像 神護寺 国宝 伝源頼朝像 神護寺 【展示期間】9/13~10/13 国宝 天橋立図 雪舟筆 京都国立博物館 【展示期間】9/13~10/13 重要文化財 鳥獣文様陣羽織 豊臣秀吉所用 高台寺 【展示期間】10/15~11/16 重要文化財 枯木猿猴図のうち 長谷川等伯筆 龍泉庵 【展示期間】10/15~11/16

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滋賀県立近代美術館 京阪石山駅のりかえ、JR瀬田駅からバス

世界の名画と出会う ─ピカソ、マチス、ウォーホルの版画から─ 2014年9月6日(土)~9月28日(日)

滋賀県立近代美術館の開館30周年記念コレクション展の第1弾です。今回は版画に注目し、国内外の作家による200点以上もの版画作品が展示されます。

版画は、滋賀県立近代美術館が特に力を入れて収集を行ってきた分野であり、世界的にも有名な現代版画の作品が充実しています。そのなかから選ばれた今回の展示品は、ピカソやマチスといった20世紀初頭から活躍したヨーロッパの巨匠による作品をはじめ、展覧会のポスターにもなっているアンディ・ウォーホルの「マリリン」や、リキテンスタインの「フット・アンド・ハンド」など、現在も高い人気を誇るアメリカン・ポップ・アートの作家による作品が多数登場する豪華な内容となっています。また、船越桂や赤瀬川原平、山形博導(ヒロ・ヤマガタ)といった、著名な日本人作家の作品も展示されます。

版画といっても紙に刷られたものだけではなく、布をベースにしたものや、なかには陶器を用いたものなど、さまざまな素材の版画を見ることができる点も見どころです。また、リトグラフ(石版画)や銅版画、シルクスクリーンなど表現技法も多彩です。バラエティに富んだ版画の世界を、名作の数々から楽しんでみてはいかがでしょうか。

アンディ・ウォーホル《マリリン》1967年 シルクスクリーン・紙 91.5cm× 91.7cm (c) 2014 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / ARS, New York & JASPAR, Tokyo ロイ・リキテンスタイン《フット・アンド・ハンド》1964年 オフセットリトグラフ・紙 42.1cm× 53.3cm (c) Estate of Roy Lichtenstein, New York & JASPAR, Tokyo, 2014 パブロ・ピカソ《ヴァイオリン 03-12-1912》1966年 リトグラフ・紙 63.9cm× 48.0cm (c) 2014 - Succession Pablo Picasso - SPDA(JAPAN)

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あべのハルカス美術館 淀屋橋駅または天満橋駅のりかえ 地下鉄 天王寺駅、京橋駅のりかえ JR 天王寺駅

デュフィ展 2014年8月5日(火)~9月28日(日)

あべのハルカス美術館では、20世紀前半のフランスでピカソやマティスたちとともに活躍した画家ラウル・デュフィの回顧展が開催されます。日本はもちろん、パリのポンピドゥー・センターやロンドンのテート・モダンといったヨーロッパの有名美術館から協力を得て、総数約150点もの作品が集まります。

デュフィは、明るい色彩と自由で軽快な筆さばきを生かした独特のスタイルで、フランスの風景や文化をモチーフにした作品を数多く描きました。
今回の展覧会では、「ヴァイオリンのある静物:バッハへのオマージュ」や「ニースの窓辺」といった、彼がこよなく愛した音楽や南仏の風景を描いた作品をはじめとする、代表的な油彩画が数多く登場します。
また、公式サイトのメインビジュアルにもなっている「馬に乗ったケスラー一家」は、幅約2.7mにもおよぶ大作で、見どころのひとつにも挙げられます。デュフィの特徴でもある澄んだ青色の背景と人物のコントラストが美しい作品です。

ほかにも、ドイツの画家に影響を受けて制作したという木版画作品や、「たちあおい」などのテキスタイルデザイン、水彩画に素描、陶器、家具など、デュフィの幅広い活動をうかがわせる作品が展示されます。

華やかさと軽やかさを兼ね備えた独自のスタイルで、今も多くのファンを持つデュフィ。芸術の都・パリの精神を多彩な分野で表現したその魅力をお楽しみください。

《ヴァイオリンのある静物:バッハへのオマージュ》 1952年 油彩、カンヴァス パリ国立近代美術館、ポンピドゥー・センター (c)Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist. RMN-Grand Palais / Jean-Claude Planchet / distributed by AMF 《馬に乗ったケスラー一家》 1932年 油彩、カンヴァス テート (c)Tate,London 2013 《アネモネとチューリップ》 1942年 水彩、紙 パリ市立近代美術館 (c)Musee d'Art Moderne / Roger-Viollet 《たちあおい》 1918年 ビアンキーニ・フェリエ社の テキスタイル、シルクにプリント 島根県立石見美術館

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大阪市立東洋陶磁美術館 なにわ橋駅・北浜駅・淀屋橋駅

特別展 IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器 2014年8月16日(土)~11月30日(日)

大阪市立東洋陶磁美術館では、日本を代表する磁器のひとつ「伊万里焼」の特別展が開催されます。
今回は、同館が所蔵する作品のなかでも、日本初公開となる海外輸出用の伊万里焼を中心に、サントリー美術館や佐賀県立九州陶磁文化館の所蔵品を加えた約190点の作品が展示されます。

伊万里焼は、17世紀初めに肥前国(ひぜんのくに)、現在の佐賀県有田一帯で作られるようになり、17世紀中ごろにはオランダ東インド会社によって世界各地に輸出されるようになりました。特にヨーロッパの王侯貴族には実用品・室内装飾品として愛好され、「IMARI(伊万里)」の収集が一種のステータスシンボルとなっていました。

展示品にも、「染付高蒔絵牡丹唐獅子文大壺・広口大瓶(そめつけたかまきえ ぼたんからじしもん おおつぼ・ひろくちおおびん)」など、宮殿などの室内装飾用に作られた高さが80cm以上もある大型作品が登場します。また、ヨーロッパで人気だった漆塗り風の文様をあしらった「色絵龍虎文大壺(いろえ りゅうこもん おおつぼ)」や、特注で西洋のモチーフを描いた「色絵ケンタウロス文皿」など、ヨーロッパの好みや文化を意識した輸出向けならではのユニークな作品も見ることができます。

ヨーロッパの華やかな貴族文化を彩った、伊万里焼の魅力を味わえる展覧会です。

染付高蒔絵牡丹唐獅子文大壺・広口大瓶 江戸時代・1700~1740年代 有田窯 佐賀県立九州陶磁文化館蔵 色絵龍虎文大壺 江戸時代・1700~1740年代 有田窯 大阪市立東洋陶磁美術館蔵 撮影:三好和義 色絵ケンタウロス文皿 江戸時代・1700~1730年代 有田窯 大阪市立東洋陶磁美術館蔵 撮影:三好和義

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展覧会スケジュール2014年9月~11月

 下記の展覧会名をクリックすると展覧会の詳細情報へ移動します。

  • ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 ● 2014年9月30日(火)~11月30(日)● 京都市美術館
  • ホイッスラー展 ● 2014年9月13日(土)~ 11月16日(日)● 京都国立近代美術館
  • 平成知新館オープン記念展 京へのいざない ● 2014年9月13日(土)~11月16日(日) ● 京都国立博物館
  • 宇宙兄弟展 ● 2014年7月30日(水)~9月23日(祝・火) ● 京都文化博物館
  • デュフィ展 ● 2014年8月5日(火)~9月28日(日)  ● あべのハルカス美術館
  • 特別展 IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器 ● 2014年8月16日(土)~11月30日(日)  ● 大阪市立東洋陶磁美術館
  • 世界の名画と出会う ─ピカソ、マチス、ウォーホルの版画から─ ● 2014年9月6日(土)~9月28日(日) ● 滋賀県立近代美術館

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