京阪沿線 Art Collection

京阪沿線で開催される、注目の展覧会をご紹介します。今度の休日は、京阪電車で美術館・博物館にでかけてみませんか。

京阪に乗って美術館・博物館へ

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ピックアップ

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重要文化財 四季花木図襖 狩野光信筆 滋賀・園城寺蔵(通期)

唐獅子図屏風 狩野山楽筆 京都・本法寺蔵(通期)

重要文化財 豊臣秀吉像 西笑承兌賛 狩野光信筆 愛媛・宇和島伊達文化保存会蔵(前期 4/7~4/26)

北野社頭遊楽図屏風 狩野孝信筆(通期)

京都国立博物館 七条駅 特別展覧会 桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち 2015年4月7日(火)~5月17日(日)

2015年は、豊臣から徳川の天下へと歴史が動いた戦い「大坂の陣」から、ちょうど400年目にあたります。この頃、武士はもちろん、絵師も生き残りをかけた戦略を繰り広げていました。特に権力者と密接な関わりを持ってきた狩野派にとっては激動の時代でした。
京都国立博物館ではその狩野派に注目した展覧会が開催されます。展示作品は、全70件という同テーマとしては過去最大規模となります。

長く日本の画壇をリードしてきた名門絵師集団の狩野派。桃山後期の彼らは、棟梁・狩野永徳の急死やライバル・長谷川等伯一派の台頭という一門史上最大の危機にありました。さらに、最大の後ろ盾だった豊臣秀吉が没し、次に頼るべき新たな時代の覇者を見極めなければならないという難しい判断も迫られていました。

会場には、永徳の後継ぎを担った、光信・山楽・孝信・内膳・長信・探幽ら絵師9名の作品が登場。ポスターなどに使用されている狩野山楽の「唐獅子図屏風(からじしずびょうぶ)」のほか、国宝1件・重要文化財23件などが展示されます。
なかでも、新発見された狩野孝信「北野社頭遊楽図屏風(きたのしゃとうゆうらくずびょうぶ)」(通期)や、狩野山楽「槇に白鷺図屏風(まきにしらさぎずびょうぶ)」(通期)、全面修復が行われた「源氏物語図屏風(げんじものがたりずびょうぶ)」(京都・檀王法林寺蔵)(通期)は、今回が初公開となります。また、これまで文書でしか存在が確認されていなかった幻の作品・狩野探幽「八尾狐図(やおのきつねず)」(通期)も特別出品されます。

なお、この展覧会は京都国立博物館のみの限定開催です。激動の時代のなかで才能を開花させた絵師たちの作品が集う豪華な展覧を楽しんでみてはいかがでしょうか。

企画担当者からのひとこと

今回の展覧会は、2007年に開催した特別展覧会「狩野永徳」の続編として企画したもので、永徳の没後から彼の孫・探幽が台頭するまでの数十年間にスポットを当てています。
この時期は、ちょうど豊臣から徳川の世へと時代が移り変わる“時代の狭間”にあたります。大黒柱である永徳を失った狩野派は、天下が定まらない不安定な状況のなか、一門の建て直しと生き残りをかけてギリギリの戦略を繰り広げました。新しい顧客と時代の流行に対応すべく、狩野派はそれぞれに創意工夫を凝らした結果、短い期間にたくさんの個性豊かな絵師が登場したのです。今回はそのうち9名の作品を取り上げます。

今回、作品を見る上で注目していただきたいポイントのひとつは、画風の変化です。
永徳の生前は、荒々しさや激しさを全面に出した“豪壮”な画風が主体でしたが、彼の没後は装飾性や繊細な描写が増して“華麗”な方向へと移っていきます。例えば、山楽の「唐獅子図屏風」は永徳の同名作品を踏まえたものですが、永徳よりも全体的に軽やかで、たてがみや尻尾の描写などには装飾性が増しています。永徳の子・光信の「四季花木図襖(しきかぼくずふすま)」(通期)は父・永徳とはまったく違う繊細優美な画風で、その後の狩野派の方向性に大きな影響を与えています。絵師それぞれに特色があるので、作品を見比べながら、時代を追って画風が変わっていく過程も味わって欲しいです。

また、桃山後期は、風俗画が非常に多く描かれた時代でもあります。展覧会では、狩野内膳の重文「豊国祭礼図屏風(ほうこくさいれいずびょうぶ)」(京都・豊国神社蔵)(5/7~5/17展示)で描かれている神社での祭礼行事や、狩野長信の国宝「花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」(東京国立博物館蔵)(後期 4/28~5/17)のような野外での宴会をはじめ、武家の風俗や日本を訪れた南蛮人の姿など多種多彩なテーマの風俗画が登場します。どれも町のにぎわいが生き生きと描かれ、エネルギッシュで華やかな作品です。踊り狂う人や仮装した人、象に乗った南蛮人など登場人物も個性たっぷり。当時にタイムスリップしたような感覚で楽しんでいただけます。
もうひとつ注目していただきたい作品が肖像画です。桃山時代の肖像画は、とにかくカラフルで華やか。とりわけ女性像に関しては、モデルとなった人物が着ていた着物を細かな文様まで色鮮やかに描いています。展覧会では桃山時代に活躍した人物の肖像画をご紹介しますが、豊臣秀吉と正室・北政所(おね)と側室・淀殿は秀吉を間に挟んだ形で展示します。その点も楽しみにご覧いただきたいです。

なお、今回の展覧会にあたっては「誰がその絵を描かせたのか」という点にこだわり、豊臣・徳川・朝廷という桃山後期に権力争いをしていた3者が依頼した作品に絞って展示品を選んでいます。時の権力者が描かせたという作品は、注文主である彼らがその作品を実際に見ている可能性が高く、いわば“時代の生き証人”といえます。ご覧になるときは、ぜひ権力者が作品を眺めているその場に自分もいるような感覚で、絵の背景にある歴史や人々の思いを想像しながら楽しんでみてください。

(京都国立博物館 上席研究員 山本英男さん)

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マーク・クイン 《ミニチュアのヴィーナス》 2008年 ヤゲオ財団蔵 (c)Marc Quinn

サンユウ(常玉) 《六頭の馬》1930年代 ヤゲオ財団蔵

京都国立近代美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅 現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより 2015年3月31日(火)~ 5月31日(日)

京都国立近代美術館では、台湾出身の世界的な現代美術コレクターであるピエール・チェン氏が四半世紀にわたり収集した現代美術コレクションの展覧会が開催されます。

展示作品は、コレクションから選りすぐった約70点。フランシス・ベーコンやアンディ・ウォーホルを始め、ゲルハルト・リヒター、杉本博司、蔡國強(さいこっきょう)、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュクルートなど、現代美術界を代表する巨匠や世界で注目を浴びる人気作家の大作が集まります。また、日本では見る機会の少ない中国や台湾の近現代作家による作品も展示されます。

作品を「ミューズ」「記憶」「新しい美」など10章に分類し、作品の見どころや表現の多様性といった美術的な解説とともに、コレクターの視点による解説も紹介するなど、世界屈指とされるプライベート・コレクションの特徴や魅力を存分に楽しめるように、展示方法にも工夫が施されています。

世界トップクラスの作家による作品を通じて、現代美術の歴史と変遷はもちろん、普段はなかなか知ることができないコレクターの世界も体験することができる展覧会です。

企画担当者からのひとこと

ヤゲオ財団コレクションは、台湾にある世界的な電子機器メーカー「ヤゲオ・コーポレーション」の会長ピエール・チェン氏によるコレクションです。彼は学生時代から作品収集を始めたという熱心なアートファン。25年の歳月をかけて収集したコレクションは、現在では海外の有名美術専門誌でも世界トップクラスの評価を受けており、なかにはイギリスのテート・モダンなどの有名美術館に寄託されている作品もあります。

その評価に違わず、今回の展示作品も大変に豪華です。20世紀において最も重要な画家のひとりとされるフランシス・ベーコンをはじめ、ポップ・アートの代名詞でもあるアンディ・ウォーホルなどが登場します。また、ゲルハルト・リヒターの作品は、初期のものから全盛期までがそろい、なかには日本初公開のものも含まれています。
また、ポスターなどに使用されている「ミニチュアのヴィーナス」は、ロンドン・パラリンピックにも作品を提供した作家マーク・クインが、スーパーモデルのケイト・モスをモデルに制作した作品です。このように、各時代の現代美術をリードした有名作家の作品が網羅された“現代美術のハードコア(中核)”というタイトルに相応しい内容となっています。

一方で、中国をはじめアジア圏の作家作品も多く所蔵している点も、ヤゲオ財団コレクションの特徴です。現代美術は長く欧米のものと考えられ、アジアの作品は西洋美術の模倣や二番煎じのように捉えられている部分がありました。しかし最近では、欧米のものとは異なる独自の文化を取り入れた表現に注目が集まってきています。台湾人であるチェン氏は、アジアの近現代美術がさほど評価されていなかった頃から積極的に収集を行ってきました。日本ではまだ展示の機会が少ないため、珍しい作品が多く登場します。西洋から東洋までのアートを網羅したヤゲオ財団コレクションが持つバラエティの豊かさを堪能していただけるはずです。

また、会場では作品解説とあわせて、市場視点(作品を購入するコレクターの視点)での解説を各作品に日本語・英語で併記しています。美術館などの公立施設では、作品の値段など美術の商業的な側面について触れることを避ける傾向がありました。しかし、市場は作家が作品を発表する大切な場所ですし、アートに商品としての価値があるから市場が存在する現実があります。美術と経済は決して無関係ではないのです。実際、出展作品は美術的な価値から見ても、市場価値から見ても、「世界の宝」といえるものばかりです。だからこそ、この展覧会ではどちらの視点からも作品を見ていただけるような形式をとります。国立の博物館・美術館としては大胆なチャレンジとなりますので、ぜひご注目いただければと思います。

他にも、ちょっとしたゲームとして「コレクター・チャレンジ」という企画をご用意しています。決まった予算のなかで好きな作品を選ぶというもので、ゲームを通してコレクターの感覚や美術品の価値について考え、追体験することができます。いつもとは違った視点で作品を見ることで、現代美術の面白さを味わって欲しいですね。

同時期には現代美術の展覧会が京都各所で開催されます。今まで現代美術に触れてこなかった方も、この機会にぜひ足を運んでみてください。

(京都国立近代美術館 主任研究員 平井章一さん)

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沿線の展覧会情報その他の展覧会情報はこちら!

大阪歴史博物館 天満橋駅・地下鉄 谷町四丁目駅

大坂の陣400年 特別展 大坂 ―考古学が語る近世都市― 2015年4月18日(土)~6月8日(月)

豊臣秀吉が政権の本拠地として建設し、江戸時代には日本最大の商業都市として発展した大坂。その歴史を伝える出土品を集めた展覧会が、大阪歴史博物館で開催されます。

展示は6章構成となっており、前半では、豊臣時代の大坂城で使われていた金箔押しの瓦「方形桐文金箔瓦(ほうけいきりもんきんぱくがわら)」や、江戸時代に徳川幕府が再建した大坂城の瓦「三葉葵文鬼瓦(みつばあおいもんおにがわら)」など、大坂城や町の建設に関する品が登場。時系列に合わせて出土品を並べ、大坂城ができる以前から豊臣秀吉による大坂城と城下町の建設、大坂の陣での焼失を経て、江戸時代の都市再建と発展に至るまでの歴史を紹介します。
後半では、女性が使っていた化粧道具などの日用品や、大坂が生産地となっていたことを裏付ける瓦づくり用の型などが登場。人々の暮らしや文化、大坂のものづくりに注目します。あわせて、町の姿を描いた古絵図や古文書、関連する絵画作品などの資料も展示されます。

大坂の陣で一度は荒廃したものの、“天下の台所”として繁栄を極めた大坂。その知られざる姿に、当時使われていた品々で迫ります。

方形桐文金箔瓦 16世紀 大坂城跡出土 大阪歴史博物館蔵
三葉葵文鬼瓦 17世紀 大坂城跡出土 大阪文化財研究所保管
黒織部茶碗 17世紀 大坂城跡出土 大阪文化財研究所保管

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国立国際美術館 渡辺橋駅・中之島駅

高松次郎 制作の軌跡 2015年4月7日(火)~7月5日(日)

世界的に注目を集めている日本の現代美術家・高松次郎の大規模な回顧展が、国立国際美術館で開催されます。

高松は1960年代から制作活動を開始。人間の視覚と現実の認識差に注目し、さまざまな素材や表現を駆使して多くのシリーズ作品を展開し、日本の前衛芸術を代表する作家として国際的に名を知られました。高松は1998年に62歳の若さで亡くなりましたが、近年さまざまな角度から研究が行われ、国内各地の美術館で回顧展が続けて開催されるなど、再び評価が高まっています。

今回の展覧会では、国立国際美術館が所蔵している代表作のひとつ「影」をはじめ、「点」「遠近法」「単体」「複合体」「平面上の空間」「形」といった、高松の初期から晩年までの主要な絵画・版画・立体のシリーズ作品約90点が登場。そのほか、彼の関心事やその変化を今に伝えるドローイング約280点、彼が装丁・挿絵を手がけた書籍や雑誌・絵本など約40点、そして初公開となる記録写真約40点が展示されます。なかには「手の影」など、記録のみでしか存在が知られていなかった作品も登場します。
展覧会では、作品を時間軸にそって並べ、高松次郎という作家の制作活動の変化や広がりをほぼ1年ごとの推移としてたどる構成で紹介されます。
また、高松が生前使用していたアトリエの一部が彼の旧宅から展示室内へ移築。作品とあわせて、作家の活動場所も垣間見ることができます。

高松次郎という一人の作家がどのように生き、考え、作品を生み出していったのか、その人生そのものに触れることができる展覧会です。

高松次郎《大理石の単体》1971 年 大理石 国立国際美術館蔵 (c)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates 撮影:山本糺
高松次郎《影》1977年 アクリル、カンヴァス 国立国際美術館蔵 (c)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates 撮影:上野則宏
高松次郎《形/原始 No.1385》1996年 油彩、カンヴァス 国立国際美術館蔵 (c)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates 撮影:福永一夫

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大阪市立東洋陶磁美術館 なにわ橋駅・北浜駅・淀屋橋駅

大坂の陣400年記念事業 特別展 黄金時代の茶道具-17世紀の唐物 2015年4月4日(土)~6月28日(日)

大阪市立東洋陶磁美術館では、16~17世紀に珍重された「唐物」の茶道具を紹介する展覧会が開催されます。

日本では、古くから海外の美術品が輸入され珍重されてきました。そのなかでも、宋・元・明時代に作られた中国の美術品は「唐物」と呼ばれ、室町時代には優れた作品が多数輸入されました。
唐物は、武家社会との結びつきから領地に匹敵する価値が与えられるほどに珍重されます。初めは、曜変(ようへん)天目など煌びやかな作品が好まれましたが、のちに茶の湯における「侘茶」の影響を受け、素朴な井戸茶碗などの韓国陶磁も唐物として珍重されるようになりました。

展示品には、日本にある唐物の青磁作品において特に優れた品のひとつ国宝「青磁鳳凰耳花生(せいじほうおうみみはないけ)銘 萬聲(ばんせい)」や、かつて京都に建てられた豊臣家の邸宅・聚楽第(じゅらくだい)にあったとされる国宝「油滴天目(ゆてきてんもく)」といった傑作が多数登場します。
また、徳川家が作らせた最上級の婚礼調度、純金の台子皆具(だいすかいぐ)が期間限定で展示されます。台子とは、茶道の点前(てまえ)の時に使われる茶道具棚で、特に格式の高い書院で用いられました。この作品は、釜や水指、天目台など必要な道具一式もすべて純金でそろえられており、徳川将軍家の権威を知ることができます。

16~17世紀は、千利休や古田織部、小堀遠州といった名だたる茶人たちが活躍した時代でした。そんな時代に愛された名品を、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

国宝 油滴天目 建窯 南宋時代・12~13世紀 大阪市立東洋陶磁美術館蔵 写真:六田知弘
重要文化財 純金台子皆具 江戸時代・寛永16(1639)年 展示期間:4月4日(土)~5月17日(日) 徳川美術館蔵 (c)徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
国宝 青磁鳳凰耳花生 銘萬聲 龍泉窯 南宋時代・13世紀 展示期間:5月19日(火)~6月28日(日) 和泉市久保惣記念美術館蔵

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京都文化博物館、京都市美術館、鴨川デルタ ほか 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅、神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅、出町柳駅 ほか

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 2015年3月7日(土)~5月10日(日)

PARASOPHIA(パラソフィア):京都国際現代芸術祭2015は、京都で初めて行われる大規模な国際現代芸術展です。京都市美術館と京都文化博物館を主会場に、京都市内の7カ所の会場で、約2ヶ月間にわたって開催されます。

日本をはじめヨーロッパやアメリカ、アジア、中東など、20の国と地域から集まった世界の第一線で活躍する実力派作家40組が参加。展示される作品は、今回の芸術祭のために制作された新作や日本・関西では初公開となるものがほとんどです。
主会場の京都市美術館では、入口に京都を拠点に活動する作家・やなぎみわによる巨大な移動舞台車が出現。館内には中国出身の国際的アーティスト・蔡國強(さい・こっきょう)による高さ15メートルにも及ぶ巨大な竹製の塔が登場。京都の子どもたちが制作したオブジェを飾りつけて展示されます。その他、約30組の作品が館内を埋め尽くします。
もうひとつの主会場となる京都文化博物館の別館では、偉人のポートレートや名画の世界を自ら演じた写真作品で世界的に知られる現代美術家・森村泰昌とフランス人女性作家ドミニク・ゴンザレス=フォルステルが明治期につくられた近代建築の建物を生かした独特の作品世界を展開します。
また、出町柳駅近くの鴨川デルタには、イギリス出身のスーザン・フィリップスによる音を使った野外作品を設置。この他にも書店のショーウィンドウや団地、野外会場など、京都市内のあちらこちらに現代芸術作品が出現します。
会期中には参加アーティストのセレクトによる映画上映会や、アーティストと交流できる講演会、ワークショップも多数開催されるほか、京都市美術館内には特設ブックショップやカフェも登場します。また、この芸術祭にあわせて開催されるアートイベントとの相互割引も予定されています。

世界の現代美術で彩られた、いつもと違う京都の春景色をこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。

Susan Philipsz, The Distant Sound, 2014. Three-channel sound installation. Installation view, Moss, Norway, 2014. Photo by Eoghan McTigue. © Susan Philipsz
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 オープンリサーチプログラム03[レクチャー/パフォーマンス]ドミニク・ゴンザレス=フォルステル「M.2062 (Scarlett)」京都府京都文化博物館別館 2013年9月6日 写真:林直 提供:PARASOPHIA事務局
やなぎみわ《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》2014 写真:沈昭良
森村泰昌《侍女たちは夜に甦るV:遠くの光に導かれ闇に目覚めよ》2013
蔡國強「農民ダ・ヴィンチ」 2013 サンパウロ、ブラジル銀行文化センター屋外での展示風景 Photo by Joana Franca

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京都国際マンガミュージアム 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅

医師たちのブラック・ジャック展 2015年2月28日(土)~ 5月10日(日)

“マンガの神様”と名高い巨匠・手塚治虫の描いた医療マンガの傑作「ブラック・ジャック」。その魅力を医師の視点を交えて紹介する展覧会が、京都国際マンガミュージアムで開催されます。

京都で24年ぶりに開催される日本医学会総会を記念して企画されるこの展覧会では、作品のファンでもある医師たちが選んだ「ブラック・ジャック」の名シーンや、2012年に行われた読者投票によるベストストーリー40をパネルで紹介。
かつて「ブラック・ジャック」連載時に手塚のアシスタントを務めたマンガ家6名による短編集「ブラック・ジャック REAL ~感動の医療体験談~」からは、第5話の複製原画32ページすべてが展示されます。
その他、会場には本格的な手術室の再現コーナーが設置され、ブラック・ジャックとともに記念撮影もできます。

また、京都大学総合博物館で同時期に開催される「医学史展」との連動企画も実施。昭和初期の貴重な医療器具も紹介されます。

実際の医療現場から見た、世代を超えて愛読され続けている「ブラック・ジャック」の魅力を味わえる、一味違ったアプローチの展覧会です。

© Tezuka Productions

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大西清右衛門美術館 地下鉄 烏丸御池駅

平成27年春季企画展茶の湯釜の文様2015年2月14日(土)~6月28日(日)

千家十職のひとつであり、約400年の歴史をもつ釜師(茶の湯釜の職人)・大西家のコレクションを展示している大西清右衛門美術館で、茶道用の釜「茶の湯釜」に描かれた文様を特集する企画展が2期構成で開催されます。

今回の展覧会では、各時代における茶の湯釜の名品と釜に描かれた文様の下絵・図案資料があわせて紹介されます。
文様は、自然の風景や植物や動物、幾何学文様などさまざま。その下絵となる図案は、釜師が自ら描くほか、釜の依頼主や当時を代表する絵師・画家が描くこともありました。
例えば、展示品のひとつ大西家二代・浄清の「芦鷺地文撫肩釜(あしさぎじもんなでかたがま)」(前期展示)は、当時最も名の知られた絵師のひとり・狩野探幽(かのう たんゆう)が文様の下絵を手がけた作品です。鷺が水辺で羽を休める風景が絵画的に描かれ、なで肩の釜形がその文様に奥行きを与えています。
この他にも、大西家歴代が文様を描いた作品や、竹内栖鳳(たけうち せいほう)や東山魁夷(ひがしやま かいい)など各時代を代表する画家との共作により生まれた茶の湯釜が多数登場します。
また、関連資料として、茶人たちと絵師・画家たちの交流を垣間見られる書画作品もあわせて展示されます。

さび色の硬い鉄器である茶の湯釜を、やわらかくも華やかにも演出する文様。多彩な釜の形と相まったその美しさを、この機会に味わってみてはいかがでしょうか。

※前期・後期に分かれます。
前期:2015年2月14日(土) ~ 4月19日(日)
後期:2015年4月21日(火) ~ 6月28日(日)

狩野探幽下絵 芦鷺地文撫肩釜 二代大西浄清作 大西清右衛門美術館蔵 浅野豪撮影(前期展示)
芦屋 山ニ鹿帆掛舟地文真形釜 大西清右衛門美術館蔵 浅野豪撮影(後期展示)

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展覧会スケジュール2015年4月~6月

 下記の展覧会名をクリックすると展覧会の詳細情報へ移動します。

  • PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 ● 2015年3月7日(土)~5月10日(日) ● 京都文化博物館、京都市美術館、鴨川デルタ ほか
  • 現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより ● 2015年3月31日(火)~ 5月31日(日)● 京都国立近代美術館
  • 特別展覧会 桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち ● 2015年4月7日(火)~5月17日(日)● 京都国立博物館
  • 医師たちのブラック・ジャック展  ● 2015年2月28日(土)~ 5月10日(日) ●京都国際マンガミュージアム
  • 平成27年春季企画展茶の湯釜の文様 ● 2015年2月14日(土)~6月28日(日) ● 大西清右衛門美術館
  • 大坂の陣400年 特別展 大坂 ―考古学が語る近世都市― ● 2015年4月18日(土)~6月8日(月) ● 大阪歴史博物館
  • 高松次郎 制作の軌跡 ● 2015年4月7日(火)~7月5日(日) ● 国立国際美術館
  • 大坂の陣400年記念事業 特別展 黄金時代の茶道具-17世紀の唐物 ● 2015年4月4日(土)~6月28日(日) ● 大阪市立東洋陶磁美術館

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