京阪沿線 Art Collection

京阪沿線で開催される、注目の展覧会をご紹介します。今度の休日は、京阪電車で美術館・博物館にでかけてみませんか。

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作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)《タヴォラ・ドーリア》(《アンギアーリの戦い》の軍旗争奪場面) 16世紀前半 油彩とテンペラ/板 85.5×115.5cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館(2012年、東京富士美術館より寄贈)

京都文化博物館 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅 レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 ~日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎~ 2015年8月22日(土)~11月23日(祝・月)

京都文化博物館では、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の大作「アンギアーリの戦い」に注目した展覧会が開催されます。

「アンギアーリの戦い」とは、イタリアのフィレンツェにあるシニョリーア宮殿(現パラッツォ・ヴェッキオ)の大広間の壁面に描かれるはずだった、幻の戦争画です。同じ広間にはミケランジェロが「カッシナの戦い」を描くことになっており、ルネッサンス時代を代表する巨匠2人の競演とあって当時も大変に注目を集めましたが、最終的にどちらも未完に終わってしまいました。
しかし、壁画はその後別の絵が上に描かれるまで約50年間そのまま残され、次代の芸術家たちにも大きな影響を与えることになりました。

この展覧会では、「アンギアーリの戦い」の中心部分である「軍旗争奪」の戦闘場面を描いた最も優れた模写とされる「タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)」を中心に、壁画の模写作品や派生作品、レオナルド本人によるスケッチや制作に関わった人々の肖像画など、関連する作品や資料が約50点展示されます。「アンギアーリの戦い」に関する資料が一堂に集う世界初の機会となります。

あわせて、レオナルドの壁画と相対するはずだったミケランジェロの壁画の模写も展示。500年の時を超えて、イタリアでも叶わなかった幻の壁画の競演が日本で実現します。

他にも、調査研究を基に制作された「アンギアーリの戦い」の立体彫刻も展示されます。さまざまなアプローチで幻の壁画の謎と魅力に迫る、ユニークな展覧会です。

展覧会担当者からのひとこと

「アンギアーリの戦い」の模写はいくつか残されていますが、今回展示の中心となる「タヴォラ・ドーリア」は、筆のタッチなどもレオナルドのオリジナルに近いといわれ、最も壁画の姿を今に伝える貴重な資料として、高い評価を受けています。

この展覧会は、作品や資料、解説を通して「アンギアーリの戦い」本来の姿を復元していくプロジェクト展のような構成となっています。日本初公開となる「タヴォラ・ドーリア」や、レオナルド自身が描いたスケッチのほか、さまざまな画家による模写や派生作品、関連資料の数々をご紹介します。特に模写は、描いた人それぞれの視点の違いに注目していただきたいと思います。
また、展覧会のために制作された「タヴォラ・ドーリア」の立体彫刻では、平面からだけではわからないレオナルドの構図の工夫や面白さをぜひお楽しみください。

レオナルドの「アンギアーリの戦い」が重要視される点は、この作品がそれまでの西洋美術における戦争画のスタイルを大きく変えたことにあります。レオナルドは丁寧な自然観察を基に、戦闘時の激しい動きを全面に出した雄雄しい作品を描きました。これは次代の画家たちに大きな衝撃を与え、ルネッサンス、そしてバロックと後世の戦争画には明らかにレオナルドの影響を感じる作品が見られます。展覧会ではレオナルド前後の時代に描かれた作品も展示いたしますので、会場で見比べてみてください。

今回の展覧会は、世界的な有名作品がそろうというわけではありません。しかし、ただ展示をご覧いただくだけでなく、ご自身も学者の一人となりパズルを解いていくような感覚で作品の謎に迫る楽しみを味わっていただけるものと思います。

お子様向けにも「ダヴィンチの不思議」と題して、レオナルドが自然をどのように見つめていたのか、スケッチなどを通してご紹介するコーナーも設けています。ちょうど夏休み時期ですし、ご家族で楽しんでいただければ幸いです。

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《ゴルコンダ》1953年 油彩/カンヴァス 80×100.3cm  メニル・コレクション The Menil Collection, Houston Photo: (c) Rick Gardner, Houston (c) Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015

《空の鳥》 1966年 油彩/カンヴァス 68.5×48cm ヒラリー&ウィルバー・ロス蔵 Hilary & Wilbur Ross (c) Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015(c) Photothèque R. Magritte / BI, ADAGP, Paris / DNPartcom, 2015

《白紙委任状》 1965年 油彩/カンヴァス 81.3×65.1cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1985.64.24 (c) Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015

京都市美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅 マグリット展 2015年7月11日(土)~10月12日(祝・月)

日本でも高い人気を誇る芸術家のひとり、ルネ・マグリットの回顧展が、京都市美術館にて開催されます。

今回の展覧会は、2009年にマグリットの故郷であるベルギー・ブリュッセルに開館した「マグリット美術館」の全面協力によって開催されるものであり、日本では13年ぶりとなります。ベルギーや日本をはじめ世界10カ国以上の美術館やコレクターから集まった約130点の作品が展示されます。

なかでも、最も有名な作品のひとつ「ピレネーの城」(1959)は京都展のみで公開。“海上に浮かぶ巨大な岩とその上に築かれた天空の城”という風景が印象的な作品です。この他にも、海上を飛ぶ青空模様の鳥を描いた「空の鳥」(1966)や山高帽の男を雨のように配した「ゴルコンダ」(1953)など、マグリットの生涯における代表作が勢ぞろいします。

日常にありふれたモチーフを自在に組み合わせ、言葉やイメージ、時間や重力といった、人の思考や行動の“枠”を飛び越えてしまうマグリットの独特の表現は、現代美術やデザインに関しても大きな影響を与えています。この機会に、摩訶不思議なマグリット・ワールドを体験してみてはいかがでしょうか。

企画担当者からのひとこと

現代社会では、「こうであるべき」「ああでなければならない」と、既存のシステムや常識にとらわれすぎていて、新しいことに挑戦しにくい閉塞感が漂っているように思います。だからこそ今、マグリットの自由さや普遍性に富んだ作品をご覧いただく価値があるのではと感じています。

マグリットの作品は、絵のなかに明確な主張や教訓めいたことが含まれているわけではありません。「ゴルコンダ」には黒服に山高帽姿の男性像がちりばめられていますが、みな無表情で無個性です。ひとりだけ奇異な姿になっているとか、特徴付けや小細工はしていません。彼らは作者であるマグリット自身でもあり、鑑賞者の分身でもある。解釈は見る人の感覚に任せられています。
他の作品においても、マグリットは特定の場所や人物ではなく、自然や天候などの普遍的なもの、日常生活で目にする身近なものを題材としています。だからこそ、どんなに時代や社会構造が変わっても、謎や不思議さを人々の心に感じさせ続けるのです。

マグリット作品の大きな特徴としてもうひとつあげられるのは、モチーフの使い方です。マグリットは木の葉を木に見立てたり、あるいは葉脈だけを抽出して枝のように描いてみたりと、モチーフを多彩に変化、組み合わせることで大きくイメージを膨らませていきます。

また、マグリットは人間が自然に常識として捉えているものや人の手では操作や変化のしようがないものに対し、「人がどれだけ想像力を働かせられるのか」ということに、作品を通じて挑戦し続けています。
例えば「光の帝国」では、人の手が及ばない“時間”に対し、空は昼、町並は夜という組み合わせで描き、絵のなかで逆転させて見せています。「ピレネーの城」では巨大な岩城を宙に浮かせることで“重力”の概念を覆しました。
現実ではできないことでも、イメージの世界では自由です。マグリットは、自然や日常で目にするものを自由自在に組み合わせることで、常識や概念の枠を飛び越えた新しい美術を生み出しています。

昨今、イノベーションという言葉が飛び交っていますが、これは既存のものを組み合わせることで新しいものを生み出す“再創造”という意味をもっています。まさに、先にお話したマグリットが作品のなかで行っていることそのものです。企業や社会のなかで求められているものの答えが、マグリットの作品にはあります。
今回の展覧会は、若い方はもちろんですが、ぜひ社会人の方にもご覧いただきたいと思っています。特に、何か限界にぶつかって悩んでいる人、仕事のあり方に悩んでいる人には、マグリットの作品は訴えてくるものや感じられるものがあるはずです。

(京都市美術館 学芸課長 尾﨑眞人さん)

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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《物乞いの少年(蚤をとる少年)》1647-48年頃 Photo (c) RMN-Grand Palais (musee du Louvre) / Stephane Marechalle / distributed by AMF - DNPartcom

ニコラ・レニエ《女占い師》1626年頃 Photo (c) RMN-Grand Palais (musee du Louvre) / Adrien Didierjean / distributed by AMF - DNPartcom

ヨハネス・フェルメール《天文学者》1668年 Photo (c) RMN-Grand Palais (musee du Louvre) / Rene-Gabriel Ojeda / distributed by AMF - DNPartcom

ジャン・シメオン・シャルダン《猿の画家》1739-40年頃 Photo (c) RMN-Grand Palais (musee du Louvre) / Rene-Gabriel Ojeda / distributed by AMF - DNPartcom

京都市美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅 ルーヴル美術館展 日常を描く—風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 2015年6月16日(火)~9月27日(日)

京都市美術館にて、5年ぶりとなるルーヴル美術館展が開催されます。今回のテーマは「風俗画」。ルーヴル美術館の膨大なコレクションから厳選した約80点の作品が一挙公開されます。

展示作品には、17世紀オランダを代表する画家・フェルメールをはじめ、イタリア、ヴェネツィア派を主導した巨匠ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ムリーリョ、ブーシェ、ドラクロワ、ミレーなど、16世紀初頭から19世紀半ばまでのヨーロッパ各国を代表する巨匠たちの名画がそろいます。時代や地域を横断した豪華ラインナップの実現は、ルーヴル美術館ならでは。
なかでも、フェルメールの傑作「天文学者」は待望の初来日。ルーヴル美術館所蔵のフェルメール作品は、2009年に来日した「レースを編む女」とこの作品の2点のみで、館外での展示は極めてまれです。今回の展覧会は、貴重なフェルメール作品を日本で楽しめるまたとない機会です。
この他にも、古代エジプトの陶片やギリシャ陶器など、ヨーロッパにおける風俗画の起源となった作品もあわせて紹介されます。

農民や労働者たちの暮らしぶりや、男女の恋愛模様、家庭生活など、当時の人々の日常が生き生きと描かれた風俗画。その多彩な魅力を堪能できる展覧会です。

展覧会にあわせ、7月1日から31日まで、くずはモール南館 ヒカリノモール1階に、「サモトラケのニケ」のレプリカ像を設置。
作品を実物大の大きさで体感することができます。
京都市美術館には、ぜひ京阪電車でおでかけください。

企画担当者からのひとこと

京都市美術館でのルーヴル美術館展は、シリーズ展として毎回テーマを変えて開催しています。2005年・2006年・2009年に続き4回目となる今回は、「風俗画」というジャンルを取り上げます。

人々の日常生活を描いた風俗画は、日本では昔からよく描かれてきましたが、西洋でも古代ギリシャの時代から描かれてきたものです。しかし、はっきりとジャンルとして確立したのは18~19世紀になってからと、かなり後のことでした。というのも、西洋では内容によって絵画がランク付けされており、神話画や宗教画に比べると風俗画は取るに足らないものとされていました。そのため、風俗画自体の研究もあまり進まず、ヨーロッパ全体を通しての総合的な風俗画の展覧会というのもこれまであまり行われてきませんでした。
今回の展覧会は、そんな西洋の風俗画をルーヴル美術館の充実したコレクションを通して国や時代を問わず幅広く概観できる展覧会となっています。
展示品は、西洋の風俗画の起源である古代ギリシャ、エジプトの出土品からはじまり、労働や日常生活、恋愛、女性の姿や画家自身まで、描かれた内容ごとにグループ分けされています。全体を通して西洋における風俗画の成り立ちとその魅力、読み解き方をわかりやすく学ぶことができます。

展示品としては、やはりフェルメールの「天文学者」は見どころのひとつです。フェルメールには珍しい男性を描いた作品で、第二次世界大戦中にはナチス・ドイツに略奪され、1983年にルーヴルに所蔵されたというエピソードでも知られています。この作品に描かれている天球儀や計測器具などは実際に存在しています。男性が着ているガウンも日本から伝わった着物を模したもので、オランダの知識人や上流階級の間で当時流行したファッションです。当時の文化や背景を知ることができることは風俗画の魅力のひとつ。フェルメールらしい美しい光と影の描写はもちろん、描かれているものにも注目してみてください。

また、西洋の風俗画は必ずしもありのままの現実を描いているわけではなく、時代の違うモチーフが描かれていたり、神話や聖書のモチーフを日常生活に置き換えていたり、絵の中に道徳や教訓めいた深い意味が込められていたりと、さまざまなパターンがあります。
例えば、ニコラ・レニエの「女占い師」は占い師に客の女性が手相を見てもらっていますが、よく見ると背後から別の女性が財布を盗もうとしています。そして、その背後から男が占い師の鶏を盗もうとしているのです。油断大敵といった意味が読み取れます。
シャルダンの「猿の画家」は、貴族風に着飾った猿が絵を描いていますが、猿は“人の真似をする”という意味があり、自然をまねて絵を描く画家の姿を重ねています。一方で、“真似をするだけで創造性がない”ことを暗示し、「当時の画壇を皮肉っている」という指摘もあります。このように、絵に隠されたメッセージを読み解くことも、風俗画の楽しみです。

他にも、当時の情勢を真摯に見つめて描かれたムリーリョの「物乞いの少年」や、モデルを務めた妻を異国の女性に置き換えて描いたブーシェの「オダリスク」など、有名作品が多数登場します。ぜひじっくりとご覧ください。

西洋の風俗画は、神話画や宗教画に比べ長く脇役扱いをされてきました。しかし、その表現は大変自由でバラエティに富んでいます。何より画家自身が肩の力を抜き楽しんで描いていることが伝わってくる作品を多く見ることができます。ぜひ人々の生き生きとした姿を、名画の数々を通して味わっていただきたいと思います。

(京都市美術館 学芸員 後藤結美子さん)

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京都国際マンガミュージアム 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅

RIMP-A NIMATION 琳派400周年×『NEWTYPE』30周年 琳派オマージュ展 2015年9月19日(土)~11月3日(祝・火)

2015年は琳派の祖・本阿弥光悦が京都の鷹峯(たかがみね)に芸術村を拓いて400年目にあたります。これを記念し、京都国際マンガミュージアムでは琳派とマンガ・アニメ、そして伝統産業とのコラボレーション展が開催されます。

展覧会では、京都在住の着物絵師・平尾務(ひらお・つとむ)が描いたマンガ・アニメを題材とした日本画作品を展示。
手塚修虫の名作「火の鳥」から、「らき☆すた」「魔法少女まどか☆マギカ」などの近年の人気アニメ、そして「ハローキティ」や「初音ミク」といったキャラクターなど、過去から現代までのさまざまな作品が登場します。
作品には、絵の具が乾かないうちに他の色をたらしてにじませる琳派独特の技法“たらしこみ”をはじめ、琳派風の伝統的なモチーフや表現技法が随所に取り入れられ、今までにないアニメ・マンガの世界が楽しめます。

琳派とマンガ・アニメという時代を超えた文化の出会いを、会場で体験してみてはいかがでしょうか。

※この展覧会は「京都国際マンガ・アニメフェア2015」の公式プログラムです。

「火の鳥 蓬莱山図」 作・平尾務 Art Direction・山田晋也(豊和堂) (c) 手塚プロダクション
『らき✩すた 柊かがみと紅梅白梅図』作・平尾務 art direction 山田晋也(豊和堂) (c)美水かがみ/KADOKAWA

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大阪歴史博物館 天満橋駅・地下鉄 谷町四丁目駅

特別展 海峡を渡る布─初公開 山本發次郎染織コレクション ふたつのキセキ─ 2015年9月9日(水)~10月18日(日)

大阪歴史博物館では、関西を代表する美術コレクター・山本發次郎(やまもと・はつじろう)氏によるインドや東南アジアの染織作品コレクションの展覧会が開催されます。

アジアの染織品、特にインド更紗は大航海時代以降に世界中に輸出され、遠くヨーロッパまで伝わりました。鮮やかな色と繊細な文様は各地の染織文化に大きな影響を与え、西洋では産業革命のきっかけになったとも言われます。
昭和10(1935)年頃からインドネシアで活動していた画家・山尾薫明(やまお・くんめい)の協力を得て、戦前の時期に膨大な数の染織品を収集しました。これは日本に伝わるインド・東南アジアの染織コレクションとしては最も早いものです。
残念ながら山本發次郎の収集品の多くは昭和20年(1945)の空襲により焼失してしまいましたが、染織品は奇跡的に被害を免れました。今回の展覧会では、そこから厳選された150点が初公開され、山本のコレクション成立の軌跡とともに紹介されます。

展示品は18~20世紀に製作されたものが中心。幾何学模様や花などイスラム風の意匠が美しいインド更紗(さらさ)や、インドネシアのバリ島の寺院で儀礼用に使われた印金バティック、現在では技術が廃れてしまったため非常に希少な資料となっているジャワ島の緯絣(よこかすり)など、各地の伝統技法や文化を反映した色鮮やかな布が並びます。

戦禍を乗り越えて現代まで伝わったアジアの美しい染織品。その魅力をこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。

インド更紗(さらさ) 大阪新美術館建設準備室蔵 18世紀、221.0cm×135.5cm
シャム更紗(さらさ) 大阪新美術館建設準備室蔵 18世紀、220.0cm×119.0cm
インドネシアジャワ島緯絣(よこがすり) 大阪新美術館建設準備室蔵 19世紀、275.0cm×94.0cm
インドネシア印金(いんきん)バティック 大阪新美術館建設準備室蔵 19世紀、176.0cm×46.5cm

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グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ 京橋駅のりかえ JR 大阪駅

進撃の巨人展 WALL OSAKA 2015年9月11日(金)~2015年10月18日(日)

コミック累計発行部数4000万部を超える人気作品「進撃の巨人」。その世界を体験できる展覧会が、東京・大分に続き大阪で開催されます。

「進撃の巨人」は、高い壁に囲まれた世界で暮らす人類と、それを襲い捕食する「巨人」との戦いを描いた作品。2009年から連載を開始し、現在はアニメやゲーム、映画はもちろんあらゆるメディアにその展開は広がり続け、海外でも翻訳版が出版されるなどその勢いは留まるところを知りません。

この展覧会では、作者・諫山創(いさやま・はじめ)による原画やイメージスケッチの展示はもちろん、作品中に登場するキーアイテムや、「巨人」のリアルな立体造形が登場し、作品の世界を会場に再現。音声ガイドはアニメ版の声優が担当し、実際にキャラクターが近くにいるような感覚で展示を楽しめます。

また、光や音などの仕掛けが満載の大型映像や、巨人に対抗する兵器「立体機動装置」を用いた戦闘を最新技術を用いて体験できる立体映像シアター(別料金)も登場。魅力的な世界観を全身で味わうことができます。

他にも、キャラクターをイメージしたメニューが味わえるカフェや、グランフロント館内で楽しめるスタンプラリー企画など関連イベントも予定されています。

マンガの平面だけに留まらない魅力と迫力をさまざまなアプローチで楽しめる展覧会です。

(c)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会

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京都国立近代美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅

現代陶芸の鬼才 栗木達介展 2015年8月28日(金)~9月27日(日)

京都国立近代美術館では、現代陶芸作家として活躍した栗木達介(くりき・たつすけ)の回顧展が開催されます。

陶芸家の長男として生まれた栗木は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)にて冨本憲吉(とみもと・けんきち)や加守田章二(かもだ・しょうじ)など日本を代表する作家たちに学び、大きな影響を受けます。土の風合いや火の力といったあいまいな要素を排除した知的で完成度の高い作品は、多数の公募展で高く評価されました。後年は母校で教鞭をとりましたが、志半ばで2013年に急逝しました。

展示される作品は、内側に丸まったような形と青い釉薬が目を引く初期の「あおい作品」や、不定形な造形にすることで亀裂や歪みをなくした「しろとぎんの作品」、「黒釉銀線彩文角大皿(こくゆうぎんせんさいもんかくおおざら)」や「黄鱗文組弁壷(ぎんりんもんくみべんつぼ)」など、初期から晩年に至る代表作が展示されます。

栗木が活躍した当時の陶芸界では、前衛陶芸が盛んになり、器からの決別を示す開け口のないオブジェを追求する流れがありました。しかし、栗木はそれとは距離を置き、むしろ“器”にモダンな装飾を加えることで新しい陶芸の姿を見出しました。自分の表現を追求しながら現代陶芸の可能性を切り開いた栗木の手仕事を、味わってみてください。

≪あおい作品≫ 1969年 京都国立近代美術館蔵
≪しろとぎんの作品Ⅱ≫ 1974年 敦井美術館蔵
≪黒釉銀線彩文角大皿≫ 1980年 東京国立近代美術館蔵
≪黄鱗文組弁壺≫ 1992年 京都国立近代美術館蔵

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あべのハルカス美術館 淀屋橋駅または天満橋駅のりかえ 地下鉄 天王寺駅、京橋駅のりかえ JR 天王寺駅

生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 ~ムーミンと生きる~ 2015年7月25日(土)~9月27日(日)

世界中で愛され続ける「ムーミン」シリーズの生みの親、フィンランドの画家トーベ・ヤンソン。その生誕100周年を記念した大規模な回顧展が、あべのハルカス美術館にて開催されます。

出展作品の総数はおよそ400点。ムーミンの家族や仲間たちが登場する物語全9作や絵本から選ばれた貴重な原画約280点を中心に、初期に描かれた風刺画や児童文学の挿絵、身近な風景・人物を描いた油彩画など、トーベの幅広い活動を伝える作品が展示されます。
なかでも、油彩画は画家としてのアイデンティティを大切にしたトーベが生涯を通じて取り組んだもの。今回の展覧会では、自画像をはじめ約50点が登場します。トーベの油彩画はこれまでまとめて公開されることが少なかったため、今回は貴重な機会となります。

また、会場ではトーベがパートナーのトゥーリッキ・ピエティラとともに夏を過ごしたフィンランド・クルーヴ島の小屋「夏の家」が、現地での採寸データを基に再現。北欧の風土に根ざし心の豊かさを大切にした、トーベのライフスタイルを感じることができます。

「ムーミン」シリーズだけに留まらない、トーベ・ヤンソンの魅力をさまざまな角度から楽しめる展覧会です。

トーベ・ヤンソン《山猫の毛皮をまとった自画像》 1942年 個人蔵 (c) Tove Jansson Estate
トーベ・ヤンソン《滞在 (ヴィヴェカとトーベ) 》 1940年代 個人蔵 (c) Moomin Characters TM
トーベ・ヤンソン《絵本「ムーミン谷へのふしぎな旅」挿絵》1977年 タンペレ市立美術館ムーミン谷博物館蔵 (c) Moomin Characters TM
トーベ・ヤンソン《「不思議の国のアリス」挿絵》 1966年 タンペレ市立美術館ムーミン谷博物館蔵 (c) Tove Jansson Estate
  

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大阪歴史博物館 天満橋駅・地下鉄 谷町四丁目駅

特集展示 看板の世界-館蔵コレクションから- 2015年8月5日(水)~10月19日(月)

大阪歴史博物館では、所蔵している江戸時代から近代までの「看板」に注目した特集展示が開催されます。

店の取扱商品などを示す看板は、商工業が盛んになった江戸時代から一般の店でも広く掲げられるようになりました。
元禄年間(1688年~1704年)以降には、遠くからでも目立つ大型のものや、金銀箔を押したもの、漆塗りなど豪華なものも作られ、華美に過ぎるとして幕府が取り締まることもありました。明治以降にはペンキを使った文字看板が登場するなど、さらに多様な素材やデザインの看板が街を彩りました。

今回展示されるものは、大阪歴史博物館が所蔵している江戸時代以降の各時代に製作された代表的な看板約25点。
扇子の形をかたどった扇子屋の看板や、江戸時代に活躍した文人画家・池大雅(いけのたいが)が酔った勢いで書いた書を基に作ったという薬屋の看板、着物姿の女性が洋風時計を抱える姿を描いた明治時代らしい看板など、実際に使用されていたユニークな看板が並びます。

各時代の世相や流行を今に伝える、個性豊かな看板たちが楽しめる展覧会です。

扇子屋看板 縦44.2cm×横68.2cm 江戸時代 大阪歴史博物館蔵
薬屋看板 池大雅筆 縦140.5cm×横56.4cm 江戸時代 大阪歴史博物館蔵
時計店看板 縦181.0cm×横74.3cm 明治時代 大阪歴史博物館蔵 木下徹郎氏寄贈

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国立国際美術館 渡辺橋駅・中之島駅

他人の時間 TIME OF OTHERS 2015年7月25日(土)~9月23日(祝・水)

日本・シンガポール・オーストラリアの3カ国の美術館・文化機関の共同主催による展覧会「他人の時間」が、国立国際美術館で開催されます。

キーワードは展覧会のタイトルにもある「他人」。遠く離れた国の人とも繋がりを感じられるようになったと同時に、異なる文化や価値観から衝突も起き、他人と向き合う必要を迫られる機会が多くなっている現代。展示作品は、そんな現代において、他人の時間に向き合う手がかりとなることをコンセプトに選ばれています。

展覧会は世界4会場を巡回しますが、今回の大阪展が最大規模での展示となります。
出展するアーティストは、アジア・オセアニア地域の若手アーティストが中心。日本をはじめ韓国やベトナム、オーストラリア、サウジアラビアなど世界13カ国から集まった20名による作品が登場します。
なかでも、大阪展から新たに加わったヒーメン・チョン、キム・ボム、加藤翼の作品は、日本初公開となるものも含まれています。
また、会期中には音楽などを素材にしたインスタレーション作品を展開している大阪出身のアーティスト・mamoruによる1日限定の新作パフォーマンスも行われます。

日本をふくめたアジア・オセアニア地域から生まれた新しい美術の流れを通して、人と人とのつながりを考える展覧会です。

ヒーメン・チョン《カレンダー(2020‐2096)》2004‐2010 年 作家蔵 (c)Asian Art Museum, San Francisco Courtesy of the artist and Wilkinson Gallery
加藤翼《言葉が通じない》2014 年 作家蔵
キム・ボム《海がないと教えられた船》2010 年 作家蔵

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大阪文化館・天保山 淀屋橋駅のりかえ地下鉄大阪港

連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展 2015年7月18日(土)~2015年9月27日(日)

1999年から2014年まで15年に渡り『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された大人気漫画『NARUTO-ナルト-』。その完結を記念した展覧会が、東京に続き大阪で開催されます。

『NARUTO-ナルト-』は、忍の里に生まれた落ちこぼれ少年・ナルトが、里一番の忍者を目指し、数々の試練を乗り越えながら仲間と共に成長していく姿を描いた物語です。コミックスは世界累計2億部を突破するなど、海外でも高い人気を博しています。

会場には、「終末の谷」・「火影岩」などの物語の名シーンが立体造形で再現され、キャラクターのフィギュアも各所に登場。まるで作品のなかに入り込んだような感覚が楽しめます。
原画展コーナーでは、大阪展から新たに追加される作品を含め、150点以上の貴重な原画を一挙公開。第一話・最終話の原稿が丸ごと展示されるほか、短期集中連載の『NARUTO-ナルト-外伝~七代目火影と緋色の花つ月~』や、特別描き下ろしイラストも多数展示されます。
この他にも、幅約10メートルの巨大スクリーンを使ったスペシャル映像の上映、作者・岸本斉史が作品の構想を練っていた図書館のデスクを再現した展示などもあり、『NARUTO-ナルト-』の世界とその魅力を様々な角度から体感できます。

また、来場者特典として描き下ろし漫画も収録された小冊子のプレゼントも実施。会場でしか味わえない要素が盛りだくさんの展覧会です。

(c)岸本斉史 スコット/集英社
(c)岸本斉史 スコット/集英社
(c)岸本斉史 スコット/集英社 ※東京会場のものです

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展覧会スケジュール2015年8月~10月

 下記の展覧会名をクリックすると展覧会の詳細情報へ移動します。

  • マグリット展 ● 2015年7月11日(土)~10月12日(祝・月) ● 京都市美術館
  • ルーヴル美術館展 日常を描く—風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 ● 2015年6月16日(火)~9月27日(日)● 京都市美術館
  • 現代陶芸の鬼才 栗木達介展 ● 2015年8月28日(金)~9月27日(日) ● 京都国立近代美術館
  • RIMP-A NIMATION 琳派400周年×『NEWTYPE』30周年 琳派オマージュ展 ● 2015年9月19日(土)~11月3日(祝・火)  ● 京都国際マンガミュージアム
  • レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 ~日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎~ ● 2015年8月22日(土)~11月23日(祝・月)● 京都文化博物館
  • 特別展 海峡を渡る布─初公開 山本發次郎染織コレクション ふたつのキセキ─ ● 2015年9月9日(水)~10月18日(日) ● 大阪歴史博物館
  • 進撃の巨人展 WALL OSAKA ● 2015年9月11日(金)~2015年10月18日(日) ● グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
  • 他人の時間 TIME OF OTHERS ● 2015年7月25日(土)~9月23日(祝・水) ● 国立国際美術館
  • 生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 ~ムーミンと生きる~  ● 2015年7月25日(土)~9月27日(日) ●あべのハルカス美術館
  • 連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展 ● 2015年7月18日(土)~2015年9月27日(日) ● 大阪文化館・天保山
  • 特集展示 看板の世界-館蔵コレクションから- ● 2015年8月5日(水)~10月19日(月) ● 大阪歴史博物館

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