京阪沿線 Art Collection

京阪沿線で開催される、注目の展覧会をご紹介します。今度の休日は、京阪電車で美術館・博物館にでかけてみませんか。

京阪に乗って美術館・博物館へ

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国立国際美術館 渡辺橋駅・中之島駅

フィオナ・タン まなざしの詩学 2014年12月20日(土)~2015年3月22日(日)

現代美術界を代表する女性映像作家フィオナ・タンによる関西初の大規模個展が、国立国際美術館で開催されます。展示作品は初期から近年までの代表作17点。今回が日本初またはアジア初公開となる作品も含まれます。

インドネシアで生まれ、オーストラリアで育ち、現在はオランダ在住のフィオナ・タン。この生い立ちもあるためか、彼女の作品は常に人間のアイデンティティやそれを形成する文化や記憶、世界に目が向けられています。

初期の代表作「興味深い時代を生きますように」(1997年)は、自分のルーツを求め、世界各地に住む血縁者を訪ねる旅を記録した彼女の原点といえる作品です。
また、国際美術展ヴェネツィア・ビエンナーレで世界的に注目を集めた「ディスオリエント」(2009年)は、13世紀の冒険家マルコ・ポーロの旅行記『東方見聞録』を題材に、アジアへの旅路をドキュメンタリーとフィクションを取り混ぜた独特の表現で描いています。フィオナ・タン作品の特徴が出ている作品です。

その他にも、アナログとデジタルの撮影メディアを組み合わせたもの、別々の映像を同時に上映するものなど、工夫を凝らされたユニークな作品が並びます。

過去と現在、異なる時空間が交差するフィオナ・タンならではの世界観を一挙に楽しめる展覧会です。

フィオナ・タン《インヴェントリー》2012 年 HD・ヴィデオ インスタレーション 作家蔵 Courtesy of the artist and Frith Street Gallery, London; Wako Works of Art, Tokyo
フィオナ・タン《ディスオリエント》2009 年 2 チャンネル・HD インスタレーション 作家蔵 Courtesy of the artist and Frith Street Gallery, London; Wako Works of Art, Tokyo
フィオナ・タン《興味深い時代を生きますように》1997年 ヴィデオ 作家蔵 Courtesy of the artist and Frith Street Gallery, London; Wako Works of Art, Tokyo

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大阪歴史博物館 天満橋駅・地下鉄 谷町四丁目駅

特別展 ―現代刀匠二番勝負― お守り刀展覧会×二次元vs日本刀展 2014年11月1日(土)~12月23日(祝・火)

大阪歴史博物館にて、現代の刀匠たちによる日本刀の特別展が開催されます。今回の展覧会は、「お守り刀展覧会」と「二次元VS日本刀展」の2つの企画で構成されます。

「お守り刀展覧会」は、古くから魔除けや加護の願いを込めて作られてきた”お守り刀”の出来栄えを全国の刀匠たちが競うコンクール展で、今回で9回目を迎えます。作品の寸法は規定されており、そのなかで培ってきた伝統の技や作者それぞれの願いを具現化した力作がそろいます。
今回文部科学大臣賞に選ばれた作品「脇差 銘 安藝国三上貞直彫同作/平成二十六年三月吉祥日 濃茶漆塗合口拵」は、炎に見立てた逆丁字の刃文と火焔不動の彫刻を組み合わせた刀身、縁起の良い金具を用いた外装の守り刀です。事故で子供を亡くした注文者へ勇気と希望を与えたいという作者の思いが込められた作品となっています。
大阪市長賞を受賞した作品「短刀 銘 矢口家応需 明珍宗裕作/平成二十六年正月日 黒漆塗桐紋唐草蒔絵合口拵」は、刀の基本であるために難しいまっすぐな刃文の刀身と華やかな金蒔絵の外装にも気を配った上品かつ丁寧な手仕事を感じさせる一品です。

また、「二次元×日本刀展」では、現代の刀匠と人気イラストレーターや小説家がコラボレーションして生まれた作品が展示されます。『ファイナルファンタジー』シリーズなどで知られる天野喜孝の漫画『ZAN』の作品世界を表現した太刀や、夢路キリコが描いた一体化できる2本の刀を親子二代の刀匠が合作し実現した作品など、ファンタジックな作品が登場。全く違う分野のクリエイターが互いに刺激しあうなかで生まれた新しい日本刀が紹介されます。
展示のほかにも、企画に取り組んだ刀匠たちが自らその活動を語る記念フォーラムも行われます。

伝統工芸の技を未来に伝えようと取り組む現代の刀匠たちの今と未来への挑戦が詰まった、意欲的でユニークな展覧会です。

脇指 銘 安藝国三上貞直彫同作/平成二十六年三月吉祥日 濃茶漆塗合口拵
天野喜孝画「帰れソレントへ―『ZAN』より―」漫画誌 「ストレンジャーソレント」にて、連載中 / 太刀 銘 宮入小左衛門行平
夢路キリコ「唯一無二ノ力」 / 那由他拵

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京都市美術館 神宮丸太町駅・地下鉄 東山駅

改組 新 第1回日展 京都展 2014年12月13日(土)~2015年1月18日(日)

日本最大級の総合公募美術展「日展」。そのリニューアル版となる「改組 新 日展」の第1回目が、東京に続き京都でも開催されます。

日展は100年以上の歴史を持つ伝統ある展覧会です。全国から寄せられた作品は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門、総計12,000点以上にのぼり、今回から外部審査員を含めた審査が行われ、約3,000点が陳列されるはこびとなりました。

京都展では、「白慕」(岩倉寿/日本画)、「晴れゆく」(山崎隆夫/日本画)、「隴山への想い」(今井政之/工芸)など全国を巡回する基本作品と、京都・滋賀出身の地元作家による作品をあわせた約600点が展示されます。
また、出品作家とともに作品の制作を体験できるワークショップや、出品作家によるギャラリートーク、出品作家と学芸員がそれぞれのみどころを映像を交えてトークする解説会など、作家と交流できるイベントも予定されています。

現代の日本美術を代表する巨匠から、第一線で活躍する人気作家、将来が期待される注目の新人まで、幅広い年代の作家による力作が勢ぞろいします。「日本の美術」の今を一度に展望できる展覧会です。

岩倉寿「白慕」(日本画)
山崎隆夫「晴れゆく」(日本画)
今井政之「隴山への想い」(工芸)

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あべのハルカス美術館 淀屋橋駅または天満橋駅のりかえ  /  地下鉄 天王寺駅、京橋駅のりかえ JR 天王寺駅

新印象派 ―光と色のドラマ 2014年10月10日(金)~2015年1月12日(祝・月)

19~20世紀はじめにかけて活躍した“新印象派”の画家たちを特集する展覧会が、あべのハルカス美術館で開催されています。

展覧会では、新印象派の中核を担ったスーラの《セーヌ川、クールブヴォワにて》やシニャックの《髪を結う女、作品227》といった代表作をはじめ、彼らに大きな影響を与えたモネ、その後の新しい絵画表現をリードしたマティスまで、世界12カ国から集まった作品約100点が展示されます。
新印象派の画家たちは、光と色の表現を重視した印象派の方向性を受け継ぎながら、それを科学的な理論に基づく“点描”で描こうとしました。今回の展示は、そんな画家たちの表現の変遷を追いながら、点描技法の秘密や色彩表現の工夫を知ることができる構成となっています。
作品のほかにも、画家たちの交流や作品の制作秘話をあわせて紹介。また、会場内のBGMは彼らが活躍した時代の音楽が流されるなど、作品に親しみが増す仕掛けも多数用意されています。
刻々と変化する光と色を見つめ続けた画家たちの世界を、さまざまなアプローチから体感できる展覧会です。

クロード・モネ 《税関吏の小屋・荒れた海》 1882年 油彩、カンヴァス 58×81cm 日本テレビ放送網株式会社
ジョルジュ・スーラ 《セーヌ川、クールブヴォワにて》 1885年 油彩、カンヴァス 81×65.2cm 個人蔵 (c) Droit Réservé
ポール・シニャック 《髪を結う女、作品227》 1892年 エンコースティック、裏打ちされたカンヴァス 59×70 cm 個人蔵 (c) Droit Réservé

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京都国際マンガミュージアム 三条駅・地下鉄 烏丸御池駅

漫画家生活50周年記念 青池保子 華麗なる原画の世界 ~「エロイカ」から「ファルコ」まで~ 2014年11月1日(土)~2015年2月1日(日)

マンガ家・青池保子(あおいけ・やすこ)の画業50年を記念した展覧会が、京都国際マンガミュージアムで開催されます。

青池保子は、当時の時事ネタを取り入れたドタバタコメディ、美形の男たちが織り成すスパイアクション、シリアスな歴史ロマンまで多彩な作品を発表し、少女マンガの新境地を切り拓いてきました。細密な描写と少女マンガ離れした硬派な展開の物語は、女性だけでなく男性からも支持を受けています。

青池にとっても初の大々的な個展となる今回は、前期・後期にわたり、彼女の華麗な原画300点以上でその画業を紹介。出世作となった「イブの息子たち」をはじめ、一時中断があったものの1976年から現在まで長期連載されている大ヒット作「エロイカより愛をこめて」、2014(平成26)年冬に舞台化される歴史大河作品「アルカサル-王城-」、そして現在連載中の最新作「修道士ファルコ」など、代表作が勢ぞろいします。
また、連載当時のマンガ雑誌などの関連資料もあわせて展示されます。

世代を超えて根強いファンを持つ、青池保子の華麗かつ魅力的な世界を堪能できます。

「イブの息子たち」(c)青池保子/秋田書店
「エロイカより愛を込めて」(c)青池保子/秋田書店
「アルカサル-王城-」(c)青池保子/秋田書店

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展覧会スケジュール2014年12月~2015年2月

 下記の展覧会名をクリックすると展覧会の詳細情報へ移動します。

  • 改組 新 第1回日展 京都展 ● 2014年12月13日(土)~2015年1月18日(日) ● 京都市美術館
  • 漫画家生活50周年記念 青池保子 華麗なる原画の世界 ~「エロイカ」から「ファルコ」まで~ ● 2014年11月1日(土)~2015年2月1日(日) ● 京都国際マンガミュージアム
  • フィオナ・タン まなざしの詩学 ● 2014年12月20日(土)~2015年3月22日(日) ● 国立国際美術館
  • 特別展 ―現代刀匠二番勝負― お守り刀展覧会×二次元vs日本刀展 ● 2014年11月1日(土)~12月23日(祝・火) ● 大阪歴史博物館
  • 新印象派 ―光と色のドラマ ● 2014年10月10日(金)~2015年1月12日(祝・月) ● あべのハルカス美術館

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