沿線おでかけ情報

知っておきたい初詣の参拝方法 | 年明けに初めて神社や寺院にお参りする初詣。正しい参拝方法や心構えを覚えて、1年の幸福をお願いしに出かけませんか?

問

答

初詣に行く前に

初詣はいつまでに行けば良いの?

お正月はもともと、新年の神様である「年神さま」を家に迎える行事です。初詣は、年神さまがいらっしゃる「松の内」の間に行くのが一般的。「松の内」とは、門松を立てておく期間を言い、関東地方などでは元旦から7日まで、京都や滋賀では15日の小正月までを指すことが多いようです。

神社とお寺、どちらに行けば良いの?

参拝は神社でもお寺でも構いません。日本古来の神道には「氏神さま」という考え方があり、初詣は地域の神様にお参りするのが良いとされています。しかし、決まりではないので、ご利益別に複数の寺社を回ってもOK。なお、お寺の場合は、自分の干支の守護本尊がまつられているお寺ならさらに縁起が良いとも。ちなみに、酉年の守護本尊は不動明王です。

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参拝

お参りの作法:(神様をまつる)神社編

鳥居は15度ほど腰を曲げ軽く一礼し、中央を避けてくぐります。手水所(ちょうずしょ)で左手、右手、口、柄杓(ひしゃく)の柄の順で心身を清めてから拝殿へ向かいます。神前での作法は、おさい銭を納め、鈴を鳴らした後、姿勢を正して腰を90度に曲げ二礼。次に手を合わせ、右手を少し手前に引いて二度拍手を打ちます。手前に引いた右手を元に戻し、目を閉じてお参りし、最後に深く一礼して終了です。

お参りの作法:(仏様をまつる)寺院編

一礼して山門をくぐり、手水所で左手、右手、口、柄杓の柄の順で心身を清めます。ご本尊をまつる本堂前に香炉がある時は、線香などを供えてけがれや邪気を払います。さい銭箱の前で一礼しておさい銭を納め、鐘をつき、静かに手を合わせてお祈り。最後に深く一礼して終了です。本堂内で参拝する場合は、ご本尊の前で焼香し、木魚が置いてあればたたきながらお経を唱えます。

  • 焼香の回数やお経など参拝方法は宗派や寺院によって異なります

おさい銭はいくら納めるのが良いの?

おさい銭は神様への感謝の気持ちを込めて、自分の無理のない範囲の額を納めます。最もポピュラーな「5円:ご縁」は縁起の良い語呂合わせとして有名ですが、他にも「10円(5円2枚):重ね重ねご縁」、「25円(5円5枚):二重のご縁」、「45円(5円9枚):終始ご縁」など様々な意味があります。なお、10円玉(遠縁)や500円玉(これ以上硬貨[効果]がない)は縁起を担ぎたい人には不向き。高額紙幣を使う場合は白い封筒に入れ、住所と名前を記入するのがマナーです。

願い事はひとつだけの方が良いの?

おさい銭を納めた後、すぐに「○○をお願いします」と手を合わせていませんか? 初詣ではまず神様に1年間の報告やお礼をし、その上で新たな願い事と祈りを捧げます。願いの数や内容に制限はありませんが、ご利益を授かるためにも的は絞りましょう。祈願の際は名前と住所を伝えること、寄り道をせずまっすぐ家に帰る方が良いともされます。

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参拝が終わったら

絵馬は書いた方が良いの?

絵馬は自分の願い事をより明確に神様に届けるために書くものです。絵馬の裏側に、油性ペンで願い事、住所、名前、日付などを書いて奉納するのが一般的。願い事は「○○するぞ!」と宣言形で書くとなお良いと言われています。住所は○○市など大まかに、氏名はイニシャルやニックネームでもOK。願いが叶ったらお礼参りに行きましょう。

引いたおみくじは結ぶ? 持ち帰る?

おみくじは神仏からのありがたいメッセージ。吉凶にかかわらず、境内の指定の場所に結んでも、大切に持ち帰って1年間のお守り代わりにしても良いそうです。おみくじを結ぶ時は、神仏とのご縁に感謝し、さらなるご加護を祈願します。また凶や大凶を引いた場合は、利き腕ではない方の手で結ぶと吉に転じるという言い伝えもあります。

お札やお守を授かった後はどうしたら良いの?

神仏が宿るお札やお守りは、1年間の平和をそばで見守ってくれるうれしい存在です。新しく授かったお札や破魔矢は、見下ろさないよう神棚や家具の上など高い場所にまつり、お守りは常に持ち歩いてご加護をいただきます。お札やお守りをたくさん持っていても神様同士がケンカするようなことはありませんので、願い事に合わせて授かりましょう。

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