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|パンサーズ|2022/12/23

Vol.3 パンサーズ
K PRESS探検隊

京都国際マンガミュージアムへ行こう!【前編】

左から大竹壱青(おおたけいっせい)選手(背番号4番、身長202cm、オポジット)、鈴木祐貴(すずきゆうき)選手(背番号11番、身長201cm、アウトサイドヒッター/ミドルブロッカー)。お気に入りの作品を手にして。

『僕のヒーローアカデミア』©堀越耕平/集英社 『ONE PIECE』©尾田栄一郎/集英社

左から大竹壱青(おおたけいっせい)選手<背番号4番、身長202cm、オポジット>、鈴木祐貴(すずきゆうき)選手<背番号11番、身長201cm、アウトサイドヒッター/ミドルブロッカー>。お気に入りの作品を手にして。

Vリーグ所属で枚方市を拠点とする男子バレーボールチーム「パナソニック パンサーズ」の選手が京阪沿線のおすすめスポットをご紹介。今回ご登場いただいたのは、マンガ大好きな大竹壱青選手と鈴木祐貴選手です。「京都・烏丸にある 京都国際マンガミュージアムへ行ってみたい!」というおふたりに、まずは、マンガが好きになったきっかけや、おすすめの作品について語っていただきました。マンガ愛あふれる熱いトークをお届けします!

大竹選手&鈴木選手が語る、子どもの頃からのマンガ愛。

大竹壱青選手

今日はよろしくお願いします。では早速だけど、スズキがマンガにハマったきっかけは?

鈴木祐貴選手

小学生のとき、おじいちゃんの家に『三国志』(※1)や『ドラゴンボール』(※2)とか、昔のマンガがたくさんあったので、行くたびに読んでて。親も『週刊少年マガジン』や『週刊少年サンデー』を常に買っていたので、ハマるべくしてハマりましたね(笑)。

※1…横山光輝が1971年~1987年に描いた大作。コミックス(潮出版社)は全60巻。
※2…1984年~1995年『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された鳥山明の代表作。

大竹壱青選手

英才教育だね(笑)。僕はもともとアニメが好きで、アニメをきっかけに読むようになりました。入り口は小学生の頃に読んだ『月刊コロコロコミック』(※3)で、お小遣いを貯めて、初めて自分で買って集めたコミックスは『MAJOR(メジャー)』(※4)。スズキは自分で初めて買ったコミックスを覚えてる?

※3…1977年から小学館が発行している小学生向けコミック誌。
※4…1994年~2010年『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された満田拓也の代表作。2015年より同誌で続編を連載中。

鈴木祐貴選手

僕は中学生の頃に買った『バクマン』(※5)。マンガ家さんのお仕事や編集部の裏側が見られるということでワクワクしながら読んでましたね。

※5…原作・大場つぐみ、作画・小畑健。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2008年~2012年に連載された、主人公のふたりがマンガ家を目指す物語。

大竹選手(1995年生まれ)と鈴木選手(1997年生まれ)は、流行りのマンガをリアルタイムで共有してきた同世代。

大竹選手(1995年生まれ)と鈴木選手(1997年生まれ)は、流行りのマンガをリアルタイムで共有してきた同世代。

大竹壱青選手

じゃあ、最近、注目している作品は?

鈴木祐貴選手

WEBの『少年ジャンプ+(プラス)』で連載されている『怪獣8号』(※6)。シリアスだけど主人公の成長物語も楽しめるところが好みで。

※6…怪獣発生率世界屈指という架空の日本を舞台にした松本直也の人気作で、コミックスも発売中。アニメ化も決定。

大竹壱青選手

あぁ、あれ面白いよね。僕は『ウィッチウォッチ』(※7)。『SKET DANCE(スケットダンス)』(※8)を描いていた篠原健太先生の新作。ギャグとほっこりしたテイストが織り交ざって、たまに熱くなるという展開が最高なんですよ。

※7…鬼の力を持つ少年が幼馴染の魔女の使い魔となって同居。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2021年より連載中。
※8…2007年~2013年『週刊少年ジャンプ』で連載。人助けを目的とした「スケット団」の活躍を描いた学園コメディ。

鈴木祐貴選手

壱青さん、好きな絵柄とかあります?

大竹壱青選手

いや、ストーリーに惹かれるんで。絵にこだわらずに幅広く読んでるよ。少女マンガとかも。

鈴木祐貴選手

それは僕も同じです。

パンサーズの“マンガ伝道師”がおすすめしたい作品はコレ!

ここからは、おふたりのお気に入りの作品について、作品ごとにその魅力などを自由に語っていただきました。

【大竹選手・鈴木選手のおすすめ!】

『僕のヒーローアカデミア』
(堀越耕平/集英社)

STORY

犯罪者から社会を守るためにヒーローが活躍する世界で、ヒーロー志願の少年・緑谷出久(みどりやいずく)=デクの成長を描いている。バリエーション豊かなヒーローたちの能力と熱いストーリー展開が人気。2014年より『週刊少年ジャンプ』で連載中。

鈴木祐貴選手

この作品とはどうやって出合いました?

大竹壱青選手

最初にアニメを見て。今もアニメの展開を追い越さないようにしながら、コミックスでじっくり読んでるよ。

鈴木祐貴選手

よく知ってます(笑)。僕はすでに最新巻まで読んでるので、いろいろと語りたくて仕方ないんですけど、お許しが出ないんで(笑)。

大竹壱青選手

アニメと並行することで最高にテンションが上がるんだよ。お願いだから、ネタバレはやめてね(笑)!

鈴木祐貴選手

作中にはたくさんのヒーローが登場しますけど、お気に入りは?

大竹壱青選手

アニメ基準になっちゃうけど、轟焦凍(とどろきしょうと)くんと麗日(うららか)お茶子ちゃん。轟くんは一見クールだけど、仲間思いで熱い心を持っている。お茶子ちゃんは、ほのぼのキャラなのに、どんどん強くなっていくところがカッコいいよね。

大好きな作品のコミックスを一緒に見ながら、楽しそうに話すおふたり。

『僕のヒーローアカデミア』©堀越耕平/集英社

大好きな作品のコミックスを一緒に見ながら、楽しそうに話すおふたり。

鈴木祐貴選手

これから読む人に注目してほしいポイントはありますか?

大竹壱青選手

仲間との友情、そして主人公・デクの成長ぶり。デクが仲間と出会って、ゼロのスタートからどんどん強くなる様子に胸が熱くなります!

長編マンガは何回読んでも新しい発見がいっぱい!

【鈴木選手のおすすめ!】

『ONE PIECE』
(尾田栄一郎/集英社)

STORY

1997年から連載が開始され、今や『週刊少年ジャンプ』を代表する作品として世界中にファンを獲得。海賊王を目指す主人公、モンキー・D・ルフィ率いる「麦わらの一味」の活躍をドラマチックに描く。

大竹壱青選手

『ONE PIECE』はスズキが生まれた年に連載が始まってるね。

鈴木祐貴選手

そう。僕が初めて自分でコミックスを買ったときは、もう61巻まで進んでいて。そこから前の60巻分も全部おさらいして、今も買って読み続けてます!

大竹壱青選手

パンサーズ内でも人気が高い作品だからね。ただ、僕たちみたいにコミックスで読む派は気を付けないと(笑)。

鈴木祐貴選手

ほんと、危ない(笑)。『週刊少年ジャンプ』の連載で読んだほかの選手がすぐ感想を言おうとしてくるから。

大竹壱青選手

そうそう!悪い先輩がいるよね、清水さん(清水邦広選手)とか。笑顔で言ってくる(笑)。ジャンプが発売される毎週月曜日が本当に怖い(笑)。

鈴木祐貴選手

『ONE PIECE』は長編連載なので、途中で読むのをやめた人もいるかもしれないですよね。

大竹壱青選手

うん、たしかに。

鈴木祐貴選手

でも、昔はわからなかった部分がどんどん解明されたりするので、リタイアした人にこそ、もう一度読んでほしいです。

大竹壱青選手

ほんと、そうだね。キャラクターの見た目のちょっとした変化にも、「あの期間に何かあったのかな?」とか、いろいろ想像が膨らむしね。

鈴木選手の穏やかな口調から、作品へのあふれる思いが伝わってくる。

鈴木選手の穏やかな口調から、作品へのあふれる思いが伝わってくる。

【大竹選手のおすすめ!】

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』
(冨樫義博/集英社)

STORY

くじら島に住む少年、ゴン=フリークスが偉大な父親・ジンに憧れハンターを目指す物語。クラピカやレオリオ、キルアなど、個性的な仲間たちとの絆が胸を熱くさせる。綿密に作り込まれた設定にも注目。

鈴木祐貴選手

『HUNTER×HUNTER』は、最近、『週刊少年ジャンプ』で連載が再開されて話題になりましたよね。壱青さんはいつから読み始めたんですか?

大竹壱青選手

海外へバレーボール武者修行に行ったとき、先輩がコミックスを送ってくれて。宿舎でずっと読んでいるうちにハマったという感じ。

鈴木祐貴選手

お気に入りのポイントは?

大竹壱青選手

ひとつのセリフがめちゃくちゃ長いことがあるんだけど、そういう部分は、読めば読むほど、作者の冨樫先生の深さを知ることができるんだよね。あと、主人公のゴンが長期間まったく出てこないというのも、ほかの作品ではありえないと思うんだけど、登場人物がみんな個性的だし、情報量が多いので、それでもしっかり話が成立するのがすごいよ。作中には秘密がたくさん散りばめられていて、同じところを何回読んでも新しい発見があるところもいい。

作品の魅力を熱く語る大竹選手のトークに引き込まれる。

作品の魅力を熱く語る大竹選手のトークに引き込まれる。

鈴木祐貴選手

個性的な登場人物の中で、好きなキャラクターをひとりだけ挙げるとすれば?

大竹壱青選手

~~~ん、クラピカかな。あんなに使命感を持っているキャラクターはなかなかいないから。たぶん、みんな“推しキャラ”が違うと思うので、ファン同士で語りだしたら止まらなくなりそう(笑)。

鈴木祐貴選手

あぁ~、それはあるかも(笑)。

お気に入りの作品を開くと思わず夢中に……「マンガ好き」あるある!?

『HUNTER×HUNTER』©P98-22 『ONE PIECE』©尾田栄一郎/集英社

お気に入りの作品を開くと思わず夢中に……「マンガ好き」あるある!?

現在、Vリーグはシーズン真っ只中。毎試合に全力を注ぐ大竹選手、鈴木選手に、バレーボールをテーマとした人気マンガ『ハイキュー!!』についても一言ずつコメントをいただきました。

鈴木祐貴選手

試合の場面でも実際に経験した人にしかわからない描写があって、本当にリアルに描かれているなと感じます。この作品をきっかけに、バレーボール選手を目指す人がこれからも出てくると思うので、そういう人たちに夢を与え続けてほしいですね。

大竹壱青選手

試合会場まで足を運んでくださった海外のファンから、「『ハイキュー!!』と出合ったことで日本のバレーボールを知りました」という声をいただくことがよくあって。そんなとき、マンガの力って本当に無限大なんだって感じますね。実際のバレーボールの世界にも影響を与えてくれているので、『ハイキュー!!』には感謝しかないです。

【こちらもおすすめ!】

『ハイキュー!!』
(古舘春一/集英社)

STORY

ハイキュー!!

©古舘春一/集英社

2012年~2020年『週刊少年ジャンプ』で連載。コミックス全45巻発売。日向翔陽と影山飛雄が高校バレーボールの世界で強豪校に戦いを挑む青春の日々を描いている。

■10周年を記念したイベントを開催!

2022年8月14日(日)には『ハイキュー!!』連載開始10周年を記念して「ハイキュー!!×V.LEAGUE ALLSTAR SPECIAL MATCH “THE VOLLEYBALL”」が開催され、パナソニック パンサーズからは清水邦広選手・深津英臣選手・今村貴彦選手・白澤健児コーチが出場しました。

ハイキュー!!10周年を記念したイベントを開催!
ハイキュー!!10周年を記念したイベントを開催!

©古舘春一/集英社 ©V.LEAGUE

近年のヒット作から過去の名作まで、幅広く読まれている大竹選手と鈴木選手。それぞれの作品に対するお話から、おふたりのマンガに対する深い愛情が伝わってきました。
選手おすすめの作品に興味が湧いた方はぜひ読んでみてください!

トークの最後にツーショット撮影。大竹選手はファンと勝利を分かち合うパンサーズポーズ、鈴木選手は『ONE PIECE』主人公・ルフィの必殺技ポーズで!

トークの最後にツーショット撮影。大竹選手はファンと勝利を分かち合うパンサーズポーズ、鈴木選手は『ONE PIECE』主人公・ルフィの必殺技ポーズで!

次回はいよいよ、大竹選手と鈴木選手が「 京都国際マンガミュージアム」を訪問。館内をめぐって様々な展示を楽しみながら、施設の魅力をご紹介します。お楽しみに!

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