沿線おでかけ情報
|特集|2023/12/01
「冬至」とは、どんな日なのかをご存知でしょうか。カボチャを食べたり、ゆず湯につかったり。由来を知れば、より一層その伝統を楽しむことができるはず。今年の冬至は、古人の言い伝えをたどりながら、おいしく楽しく健康に過ごしてみませんか。
ゆず湯に入って邪気払い
日本では、昔から冬至の日にゆず湯につかるという風習があります。冬至の頃に旬を迎えるゆずは香りが高く、邪気を払うと考えられていました。さらに、ゆず【=ゆうずう(融通)が利く】、冬至【=湯治(とうじ)】という語呂合わせから、ゆず湯に入る習慣は「お湯に入って融通良く過ごしましょう」という意味合いでできたとも言われています。
船岡温泉
大正・昭和ロマンを感じる、
絢爛豪華な銭湯
出町柳からバス
1923(大正12)年の創業当時は料理旅館だったという船岡温泉。まるで美術館のような漆塗り格(ごう)天井や、タイル装飾が昔のまま残されたレトロな空間で楽しむお風呂は格別です。ヒノキ風呂・岩風呂と趣向の異なる露天風呂もあり、日替わりで男女入れ替え制。それぞれに違った楽しみ方ができるのも魅力です。
船岡温泉(ふなおかおんせん)
冬至にゆず湯を楽しめる銭湯
沿線ではこのほかにもたくさんの銭湯でゆず湯に入ることができます。
神徳温泉
朝風呂・朝サウナで
おでかけ前にリフレッシュ
千林
軟水装置によって、肌触りがなめらかになる単純アルカリ・ナトリウム水に変えたお湯を使用。肌に優しく、湯冷めしにくい美肌の湯として定評があり、冬至の日には高知産のゆずを使用したゆず湯が登場します。1999(平成11)年には大阪市民が選んだ「こだわりの店」の認定を受けました。
神徳温泉(しんとくおんせん)
容輝湯
アニメの聖地としても有名に
唐橋前
まるでお寺の屋根のような大きな唐破風(からはふ)が目印。昔ながらの雰囲気が残る存在感のある銭湯です。地下水を薪(まき)で沸かしているこだわりのお湯が人気。変わり湯としては冬至に大津市内の多くの銭湯で楽しめるゆず湯のほか、時季によってショウガやアロエ・玉露・ジャスミンなどが登場します。
容輝湯(ようきゆ)
冬至フードを食べて元気に
冬至の日に“ん”がふたつ付くもの、「カボチャ(ナンキン)・ニンジン・かんてん・レンコン・う(ん)どん・ギンナン・キンカン」を食べると“運”が呼び込めると言われ、これらは「冬至の七種」と称されます。それ以外にも“ん”がつく、コンニャク・ダイコン・ハンペンなども縁起のいい冬至フードとしてオススメです。
おでん おぐら
オールシーズン楽しめるおでんは創作含め常時20種類以上
大江橋
店主がこだわり抜いて仕上げた味わい深いだしが評判のおでん割烹。季節ごとに定番のおでん種はもちろん、車麩(くるまぶ)やセコガニといった変わり種の創作おでんも楽しめます。
おでん おぐら
使っているのはこの冬至フード
ギンナン・レンコン・ダイコン・ハンペン・コンニャク
Patisserie Aile Blanche
見た目も、味も、インパクト大!のレンコンスイーツ
古川橋
地元の名産品を使ったスイーツが人気の洋菓子店。稀少な「門真レンコン」を身近に楽しめるケーキや焼き菓子は、地元の魅力を発信できる手土産としても喜ばれています。
Patisserie Aile Blanche(パティスリー エル ブランシュ)
※1/9(火)以降は10時30分~21時30分 ※カフェは21時(L.O.)
※12/30(土)~1/8(月・祝)は17時まで ※カフェは16時30分(L.O.)
12/2(土)休業 ※ほか不定休ありK PRESS特典
「この画面を提示」で
商品代(または飲食代)10%OFF
※12/23(土)~25(月)は除く
※2023年12月31日(日)まで有効
※他の割引・サービスとの併用はできません
使っているのはこの冬至フード
レンコン
有職菓子御調進所 老松 大丸京都店
まるでガラス細工のような透明感に魅せられる
祇園四条
1908(明治41)年の創業以来、様々な式事やお茶席に納める菓子を作り続けている老舗の和菓子店。季節ごとにその時季が待ち遠しくなるお菓子が並び、ファンを虜にしています。
有職菓子御調進所 老松
(ゆうそくがしごちょうしんしょ おいまつ)
大丸京都店
使っているのはこの冬至フード
キンカン
季節の料理とおばんざい 綴
親子代々引き継がれる「おもてなし精神」と「おふくろの味」
清水五条
京野菜をメインに様々な食材を使ったおばんざいを提供するお店。古民家風の落ち着いた店内でほっとひと息つきながら、素朴で優しい料理がいただけます。
季節の料理とおばんざい 綴(つづり)
K PRESS特典
「この画面を提示」で
2,500円以上ご飲食の方 小鉢1品サービス
※1部につき1品
※2023年12月31日(日)まで有効
※他の割引・サービスとの併用はできません
使っているのはこの冬至フード
ナンキン
麺匠 やしま
創業以来ずっと変わらない
店主こだわりの「ほっとする味」
守口市
1977(昭和52)年創業のうどん店。瀬戸内の天然海水塩を使用したツルツル&モチモチの手打ちうどんと、国産の昆布やカツオ節にこだわった自家製だしは相性抜群です。
麺匠(めんしょう) やしま
使っているのはこの冬至フード
う(ん)どん
冬至にまつわるお寺行事
京都のお寺では冬の風物詩としてカボチャやダイコンを参拝者に振る舞います
カボチャは保存性が高く、旬の時季以外にも食べることができる貴重な緑黄色野菜。カボチャを食べて寒い冬を乗り切ろうという古人の知恵から、冬至に食べる風習ができたと言われています。また、ダイコンは「大根どきの医者いらず」ということわざがあるほど栄養価の高い野菜として昔から重宝されました。
寂光院
大原の里で育った「自然の恵み」を食べて健康祈願!
出町柳からバス
ほっこりおかぼちゃ焚き
冬至にカボチャを食べると無病息災のご利益があるとされることにちなみ、毎年参拝者に無料で振る舞われています。3日間限定で行われるこの法要には、地元・大原産のカボチャが使われています。
寂光院(じゃっこういん)
千本釈迦堂
お釈迦様が悟りを開いた日を祝う
出町柳からバス・三条からバス
大根焚き
京都の師走の風物詩。魔除けとしてお釈迦様の梵字(ぼんじ)を書いたダイコンを、祈祷した後に切り分けて油揚げと一緒に大鍋で炊き上げ、参拝者に振る舞います。この日は重要文化財である御本尊の釈迦如来像も御開帳されます。
千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)
豆知識
冬至と暦
冬至とは、暦の上で季節を表す言葉として用いられる「二十四節気」のひとつ。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた22番めの区分で、1年で最も昼の時間が短くなる日のことを指します。昼が1番長くなる日の夏至、昼と夜の長さが同じになる春分や秋分も二十四節気の区分のひとつです。
今年の冬至はいつ?
冬至の日は毎年変動し、2023年は12月22日(金)。また、「二十四節気」では12月22日から次の区分である小寒(しょうかん)までの約15日間のことを言います。
冬至は最強の運気開運日
冬至は昔から邪気悪霊がつきやすいとされていましたが、その一方でこの日を境に徐々に昼の時間が長くなっていくことから、「太陽が生まれ変わり、陰から陽へと運気が上昇する日」とポジティブにもとらえられています。そのため、厄除けや運気を上昇させる習わしが多く行われるようになりました。
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