沿線おでかけ情報

大原 (おおはら -Ohara-)

古くから皇族や貴族が過ごしたといわれる大原。今も豊かな自然とともに歴史ある寺院が残る。名産のしば漬けのほか、最近は地元で育てられた京野菜も注目され、食でも訪れる人々を癒やしている。

三千院 苔むす庭に日常を忘れ癒やされる

国宝の仏像や美しい庭を有する天台五ヶ室門跡のひとつ。境内には書院の客殿や、国宝の阿弥陀三尊像を安置する往生極楽院、法要を執り行うための本堂の宸殿(しんでん)などの荘厳な建物のほか、有清園(ゆうせいえん)と聚碧園(しゅうへきえん)の2つの美しい庭があり、多くの参拝者を魅了する。紅葉も見事で、四季折々に美しい景色が楽しめる。

拝観時間 9:00~17:00
拝観料 700円・中高生400円・小学生150円
住所 京都市左京区大原来迎院町540
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TEL 075-744-2531
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 東へ徒歩約10分
URL http://www.sanzenin.or.jp/
三千院

もとは比叡山にあり、数度の移転を経たのち、1871年に現在の地へ。その時から「三千院」と呼ばれるようになった

重要文化財に指定される往生極楽院は舟底型に折り上げた天井が特徴。中には大きな阿弥陀如来坐像のほか、観音菩薩と勢至菩薩を安置する

有清園にたたずむ、苔むした小さなわらべ地蔵。弁天池脇に数体あり、参拝者を癒やしてくれる(杉村孝、作)

境内に安置される鎌倉時代の大きな阿弥陀石仏。約2.25mの高さがあり、往時の浄土信仰を物語る貴重な遺物と言われている

三千院の最も重要な法要の御懴法講を執り行う宸殿。本尊は伝教大師作と伝わる薬師瑠璃光如来の秘仏

寂光院(じゃっこういん) もみじで青く染まる本堂が美しい

594年、聖徳太子が父の用明天皇の菩提を弔うために建立したと伝えられる天台宗の尼寺。平家滅亡後、平清盛の娘・建礼門院(けんれいもんいん)が隠れ住んだことで知られ、『平家物語』の灌頂(かんじょう)の巻「大原御幸」にも登場する。

拝観時間 9:00~17:00
拝観料 600円・中学生350円・小学生100円
住所 京都市左京区大原草生町676
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TEL 075-744-3341
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 北西へ徒歩約15分
URL https://www.jakkoin.jp/
寂光院

杮葺(こけらぶき)屋根の本堂は、2000年に焼失したが約5年かけて再建。この本堂には、模刻された新しい本尊が安置されている

山門までの参道の石段には青々とした木々が生茂り、参拝客を出迎える。春夏は青もみじが鮮やかで美しい

豊臣秀頼が本堂を再建した際に伏見城から寄進された雪見燈籠や汀(みぎわ)の池など、美しい庭でも知られる

来迎院(らいごういん) 大原の奥にひっそりたたずむ古刹

仁寿年間(851-854年)に慈覚大師円仁が、仏教歌謡である声明(しょうみょう)音律の修練道場として開山。1109年に再興され、本堂には平安時代の薬師・阿弥陀・釈迦三如来坐像が安置されている。現在の本堂は1533年に再建されたもの。

拝観時間 9:00~16:00
拝観料 400円・中高生300円
住所 京都市左京区大原来迎院町537
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TEL 075-744-2161
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 南東へ徒歩約15分

声明・音律の寺であることから、耳の病気などの治癒を祈願する参拝者も多い

来迎院

三坐像はいずれも重要文化財に指定されている

音無(おとなし)の滝

すぐそばの律川の上流にある音無の滝は、春夏秋冬の変化を楽しめる名所として知られる

音無の滝

KULM(クルム) ランチ&スイーツが楽しめるかわいいカフェ!

日替わりで用意されるプレートスタイルのランチや手作りスイーツが味わえるカフェ。ランチではパスタやピザのほか、ランチプレートが人気で大原産の野菜などが楽しめる。また、ドリンク類も充実していて、自家製のレモンスカッシュやレモネード、ジンジャードリンクなどが好評。温もりのあるオシャレな店内は一面ガラス張りで、大原の自然をたっぷり感じることができる。

営業時間 11:30~16:00
定休日 不定休
住所 京都市左京区大原来迎院町114
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TEL 090-9234-0770
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 北西へすぐ
URL https://kulm.kyoto/
KULM

一面ガラス張りの外観が目印

大原野菜などを使う「ランチプレート/1,400円」。メインにサラダ、総菜、ご飯がセットに。ドリンク付きは1,800円

「プリン風チーズケーキ/660円」。見た目がプリンだが食べてみるとチーズケーキ。チーズ感がしっかり楽しめる

木の風合を生かしたシンプルでスッキリとした店内には、緑が見える大きな窓から日が差し込む

スパイスが利いた「自家製ジンジャーエール/600円」と「自家製レモネード/600円」は、どちらも爽快なあと口が魅力

わっぱ堂 生産者が作る野菜たっぷりの週末ランチコース!

大原産の野菜をたくさん使った週末のみのランチが好評な古民家レストラン。3,500円のコースは、店主自らが畑で育てた野菜をたっぷり使ったメニューが日替わりで楽しめる。平日は弁当や総菜、パンなどを予約販売。大原野菜はもちろん小浜港から仕入れる魚介など最高の食材に、腕利き料理人の技が加わる。料理はどれもおいしくてお値打ちなことから大好評。季節ごとに訪れるという常連ファンも多い。

営業時間 【総菜&弁当】火~金曜11:00~15:00
【ランチコース】土・日曜11:30~13:00・13:30~15:00(2部制)
※すべて予約制
定休日 月曜
住所 京都市左京区大原草生町102
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TEL 075-744-3212
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 北西へ徒歩約10分
URL https://wappado.jp/
わっぱ堂

築130年以上の古民家を改装

大原野菜のおかずたっぷりの「お弁当/1,200円」や、地元のファンも多いもっちり系の「塩パン/450円」、「野菜と蒸し鶏のサンドイッチ/500円」は平日の予約販売

季節によってメニューが変わる3,500円のコース。メインに用意されるのが旬の魚介や地鶏の炭火焼き。ほかに前菜5種類やピザ、お椀などが付く

ぜいたくな時間を過ごせる趣のある店内。美しい庭や里山の景色を眺めながら食事が楽しめる

平飼い鶏の卵を使った、「大原地卵のだし巻き/450円」など、季節の食材を使った総菜メニューもお弁当同様予約販売する

大原リバーサイドカフェ 来隣(きりん) 大原野菜をビュッフェスタイルで!

ランチ時は行列ができることが多いカフェレストラン。人気の理由は、大原産の野菜をふんだんに使ったビュッフェスタイルで楽しめるおばんざい。夏季はオクラの焼きびたしや肉みそピーマン、中華きゅうりといった野菜ソムリエの店主が作る料理が並ぶ。料理は、仕入れる野菜によって変わるので日替わり。季節ごとの野菜がたっぷり楽しめることから、ヘルシー志向のファンが連日たくさん集まる。

営業時間 11:30~16:30
定休日 火曜(祝日を除く)
住所 京都市左京区大原来迎院町114
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TEL 075-744-2239
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 北西へすぐ
URL https://www.instagram.com/ohara_cafe_kirin/
大原リバーサイドカフェ 来隣

大きな窓が印象的な店内は約30席。店の前にテラス席もある

おにぎりやカレーのほか、野菜たっぷりのおかずが楽しめる、「大原里の恵みビュッフェランチ/2,000円」

ビュッフェテーブルには、季節の野菜を使った常時13種類ほどのおばんざいのほか、サラダやみそ汁などが並ぶ

大原バス停から寂光院方面に向かう小道の古民家をリノベーション。地下水で入れるコーヒーも好評

「ちりめんさんしょ」や「くるみみそ」、「九条ねぎおかか」など、日替りで用意される5種類のおにぎりも食べ放題

喰菜やましょう(じきさいやましょう) 大原食材を使った本格和食が味わえる!

老舗料亭の料理長が地元・大原に戻り独立。大原バス停の隣に2020年にお店をオープン。ていねいに作られただしの香るそばやうどんが充実している。特に味わいたいのが、大原野菜を使った炊き合わせや天ぷらなどが並ぶお膳料理。穴子の八幡巻やにしんの昆布巻き、ほうじ茶プリンなど全て店主の手作り。手間ひまかけて作られる料亭讓りの味が楽しめる。

営業時間 11:00~16:00
※早じまいの場合あり
定休日 水曜(祝日を除く)
住所 京都市左京区大原来迎院町84
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TEL 075-746-3952
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 すぐ
URL https://www.instagram.com/jikisai.yamasho/?hl=ja
喰菜やましょう

民芸調の広い店内に24席。小上がりもあり

2日間かけて炊いたにしんがのる「にしんそば/1,100円」。利尻昆布や枕崎のカツオ節から作るだしも極上のおいしさ

「鯖寿司膳/1,300円」は鯖寿司をメインに、天ぷらや野菜の炊きあわせがセット。利尻昆布と枕崎産の鰹節から作るお吸い物は鯖寿司とも好相性

大原バス停のすぐ北側。大原散策前の腹ごしらえや観光後の疲れを癒やす食事の場所としてもおすすめ

la bûche (ラブッシュ) 薪と大原食材を使い、日仏の名店で修業したシェフが腕を振るう!

フランスや東京の超名店で修業を重ねたシェフが独立に選んだ地は生まれ育った大原。野菜を中心とした大原のおいしい食材を使った古典的なフレンチが味わえる。大きな特徴のひとつがオープンスタイルキッチンの中央にある薪窯。滋賀の木下牛や地元大原の平飼い鶏の料理がこの窯から生まれる。

営業時間 ランチ12:00、ディナー17:30
※スタート時間は固定で完全予約制
定休日 火曜+不定休(月1回程度)
住所 京都市左京区大原来迎院町400-3
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TEL 075-600-9196
アクセス 出町柳駅・叡山電車八瀬比叡山口駅からバス 大原下車 北東へ徒歩約2分
URL https://www.instagram.com/labuche_ohara/
la bûche (ラブッシュ)

大原バス停から、三千院方面に向かって徒歩約2分の一軒家レストラン

メニューは日替りで用意されるランチ8,800円、ディナー12,000円のコースのみ。写真はメニューの一例

人気の「自家製パテ・ド・カンパーニュ」は、添加物不使用。食べ応えたっぷりで、コクのある肉の旨味が魅力

大粒の麦を使ったプチプチ感が心地よい「大地堂さん エポートルのリゾット」はコースに登場することが多い人気のメニュー

太い梁と高い天井、広いカウンター席が印象的な店内。店内奥のワインセラーには、500本の自然派ワインが並ぶ

  • ※ 掲載の施設・店舗の情報および料金は、予告なく変更される場合があります。また、行事・イベントが変更または中止になる場合がありますので、事前にご確認ください

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