国宝の仏像や美しい庭を有する天台五ヶ室門跡のひとつ。境内には書院の客殿や、国宝の阿弥陀三尊像を安置する往生極楽院、法要を執り行うための本堂の宸殿（しんでん）などの荘厳な建物のほか、有清園（ゆうせいえん）と聚碧園（しゅうへきえん）の2つの美しい庭があり、多くの参拝者を魅了する。紅葉も見事で、四季折々に美しい景色が楽しめる。

仁寿年間（851-854年）に慈覚大師円仁が、仏教歌謡である声明（しょうみょう）音律の修練道場として開山。1109年に再興され、本堂には平安時代の薬師・阿弥陀・釈迦三如来坐像が安置されている。現在の本堂は1533年に再建されたもの。

聖徳太子が建立したと伝えられる天台宗の尼寺。平家滅亡後、平清盛の娘・建礼門院（けんれいもんいん）が隠れ住んだことで知られ、『平家物語』の灌頂（かんちょう）の巻「大原御幸」にも登場する。重要文化財に指定されている旧本尊の六万体地蔵菩薩像は、2000年の火災で焼損。現在は模刻された新しい本尊が本堂に安置されている。

ランチ時は行列ができる話題のカフェレストラン。人気の理由は、メインメニューにセットで付く、大原産の野菜をふんだんに使ったビュッフェスタイルのおばんざい。秋のカボチャやナス、じゃがいもなど、季節ごとの野菜がたっぷり楽しめることから、ヘルシー志向のファンがたくさん集まる。

大原産の野菜をたくさん使った週末のみのランチが好評な古民家レストラン。3,500円のコースは店主の畑で育てた野菜をたっぷり使ったメニューが楽しめる。平日は、弁当や総菜、パンなどを予約販売。大原野菜はもちろん小浜港から仕入れる魚介など最高の食材に、腕きき料理人の技が加わり、どれもおいしくてお値打ち。

地元野菜がたっぷり味わえるお食事処。メニュー内容は入荷する野菜次第で日々変わる。名物・八菜ランチで楽しめるのは、煮浸しやグリル、ピクルスなど多彩な地元野菜の数々。旬の味を楽しむためリピートするファンも多い。

昭和20年ごろに創業した三千院門前の食事処。約20年前から、ゆばにこだわった料理を提供している。自家製ゆばを使ったコース料理やスイーツなど、店主が試行錯誤の末生み出したこだわりのゆばメニューはどれも絶品。

30年以上の歴史があるぽん酢とドレッシングの専門店。店内には、看板商品のゆずのぽん酢のほか、ピリ辛のごまだれや、大原の名産赤しそを使ったノンオイルの赤しそドレッシングなど、数十種類が並ぶ。

三千院の門前に店を構える芹生のカフェ。窓が大きく明るい店内では、そばなどの食事のほか、自家製のよもぎわらび餅などのスイーツ類も人気。

日替わりで用意されるプレートスタイルのランチや手作りスイーツが味わえるカフェ。温もりのあるオシャレな店内は一面ガラス張りで、大原の自然をたっぷり感じることができる。

湯豆腐セットや豆乳鍋などが人気の食事処＆カフェ。地元野菜を使った料理が味わえることで人気。2階のカフェでは、スイーツやドリンクが楽しめる。シフォンケーキやショコラケーキのほか、大原名物の赤シソのジュースもおすすめ。

大原の名産であるしそを使ったしば漬けのほか、長いもわさび風味や水なす、すぐきなど多彩な漬物がそろう。

大原とその近郊農村でとれた、旬の野菜を扱う産直市場。場内には、低農薬や有機無農薬で作られた野菜もラインアップ。人気の京野菜や特産品を購入することができる。