其の三宿屋町(やどやまち)・こぶ弁慶/びわ湖浜大津~追分
奇想天外な古典落語『こぶ弁慶』は、大津が舞台の『宿屋町』よりスタート
伊勢参りを終えた喜六と清八が到着した大津は宿屋が並び、客引きの声でにぎわっています。そのうちの一軒に投宿したふたりは「土壁を食べるのが好き」という変わった男に出会います。宿の壁を食べた男は高熱を出し、京都まで籠で帰宅。その後、男の右肩にできた男性の顔ほどの大きさのこぶが「武蔵坊弁慶だ」としゃべり始めます...。旅のふたりが宿定めをする『宿屋町』、宿で出会った男の奇妙な話を描く『こぶ弁慶』が一連の物語として描かれます。
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大津絵の店(おおつえのみせ)
5代目の絵師による大津絵を販売しています。『こぶ弁慶』は三度さんが手にしているこの大津絵の弁慶から着想されたとも言われています。
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平井商店(ひらいしょうてん)
1658(万治元)年に松本村(現大津市松本)で創業した、江戸時代からの酒蔵。現在の地には1763(宝暦13)年に移りました。
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関蝉丸神社上社(せきせみまるじんじゃかみしゃ)
『百人一首』で知られる、歌舞や音曲の祖神・蝉丸をまつっています。旧東海道沿いにある境内下の常夜燈は、夜に行き交う旅人らの助けでした。
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月心寺(げっしんじ)
枕草子にも登場した名水・走井が残る寺院。かつては周辺に茶店が並んでおり、その名を冠した走井餅は旧東海道の名物でした。
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閑栖寺(かんせいじ)
旧東海道の京都と大津間の道には、牛が引く荷車用の「車石」が敷かれていました。境内にその一部が復元されています。
立ち寄りスポット
Movʼs town&coffee
モヴズ
古民家をリノベーションしたカフェ。ハンドドリップのコーヒーやスイーツが楽しめます。
- 11時~18時
水・第3火曜休業 - 077-526-8881
- 滋賀県大津市御幸町1-56
- 上栄町駅下車 南東へ徒歩約5分
百町ブレンド/600円
チーズケーキ/450円
大津魚忠
おおつうおちゅう
創業100余年の日本料理店。旬の近江食材を使った料理を、籠に美しく詰めたランチが人気です。
- 11時30分~14時(L.O.)
16時~19時(L.O.)
水曜・12/28(土)~1/4(土)休業 - 077-522-4428
- 滋賀県大津市京町2-4-10
- 上栄町駅下車 北東へ徒歩約10分
花遊手かご弁当(雪)/3,850円
ランチのみ
落語のいろは
きどせん【木戸銭】
寄席や落寄席の入り口を意味する「木戸」で払う銭。つまり語会の入場料。
はめもの【ハメモノ】
にぎやかな様子、寂しい雰囲気などを、三味線や太鼓で表現する上方落語特有の演出。
寄席へ出かけよう
だい24かいおおつはつらつよせ
第24回 大津はつらつ寄席
[大津市伝統芸能会館]
伝統芸能の公演などを行う大津市伝統芸能会館で桂三度の兄弟子・桂三風が中心に開いている寄席。今回は笑福亭仁智、桂三風、桂三若、笑福亭智丸が出演。
- 1月25日(土) 14時
- 前売2,500円
- 077-527-5236
- 滋賀県大津市園城寺町246-24
- 大津市役所前駅下車
- 南へ徒歩約5分