其の一千両みかん/天満青物市場(天満橋)
季節外れのミカンを求めて番頭が天満の青物市場を奔走
大阪・船場の若旦那が、真夏にミカンが食べたいと病気になってしまいました。番頭は天満の青物市場を走り回り、1軒の店で奇跡的に残ったミカンを見つけます。千両の値がつけられますが、若旦那は大喜び。7房を食べ、残り3房を「両親とお前に」と番頭に託します。のれん分けのためにもらえる支度金は多くて50両と思っている番頭は「3房で300両…この金があれば…」とミカンを持って逃げ出しました。
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天満青物市場跡(てんまあおものいちばあと)
1931(昭和6)年に中央卸売市場に吸収されるまで、野菜や果物を扱う青物市場が、天満橋から天神橋までの間にありました。
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天満の子守歌歌碑(てんまのこもりうたかひ)
青物市場が歌詞に登場する「天満の子守歌」。この辺りで歌われていたほか、落語「雪の子守歌」の中でも効果的に使われています。
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八軒家 船着場の跡(はちけんやふなつきばのあと)
熊野街道の始点であり、淀川舟運の要衝として栄えた八軒家浜。往時を伝える石碑が、老舗の昆布屋さんの店先に残っています。
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旧高倉筋(きゅうたかくらすじ)
江戸時代からあると伝わる石段。多くの旅人が大坂から京都の間を舟で行き交い、この階段を上り下りしていたことがしのばれます。
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釣鐘屋敷跡(つりがねやしきあと)
3代将軍・徳川家光が大坂三郷の地税を永代免除したことを記念して造られました。現在も1日に3回、鐘の音を響かせています。
立ち寄りスポット
dieci cafe
ディエチ カフェ
北欧グッズを扱う雑貨店のカフェ。季節替わりのデザートでティータイムを楽しめます。
- 12時~19時 火曜休業
- 06-6882-7828
- 大阪市北区天神橋1-1-11
- 天満橋駅下車 北西へ徒歩約10分

デザートセット/1,000円から
14時から
クミンソウル
タマネギの水分だけで作るバングラデシュカレーのお店。テーブルにあるスパイスでお好みの辛さにしてどうぞ。
- 11時30分~15時(L.O.)
金曜は18時〜21時30分(L.O.)も営業
日・祝日休業 - 06-6948-6344
- 天満橋駅下車 南西へ徒歩約5分

チキンカレー/980円
昼はサラダ・ミニデザート付き
落語のいろは
さげ【サゲ】
噺の最後をシャレや笑いで締める言葉。オチとも。同じ噺でも演者により変わる場合があります。
じょうせき【定席】
常設の寄席小屋のこと。天満天神繁昌亭は大阪唯一の落語の定席です。
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