宇治と聞いて思い浮かぶのは、お茶。室町時代からお茶どころとして栄え、今でも多くのお茶屋さんや、お茶を使ったスイーツのお店が軒を連ねる。そのお茶と切っても切れないのが水。宇治はかつて宇治七名水と呼ばれる水が存在していた水どころだ。さらに十円玉にデザインされた平等院鳳凰堂は池の中に建てられているのをご存じだろうか?ほかにも、紫式部の「源氏物語」、吉川英治の「宮本武蔵」など古今の名作に宇治川が登場することからも、宇治と水の深い関わりが伝わってくる。宇治川のせせらぎを眺めながら、お茶、歴史、そして水のまちである宇治を再発見したい。